まあ、私はほっとけば一日中TVを見ている訳ですが
そのなかでも、一番楽しみにしているドラマは
「メジャークライムー重大犯罪課」というアメリカンドラマです。
なにが好きって、重大犯罪課の一癖ある面々を
束ねる女性警部がかっこいい。
若くも美人でもない人ですが、魅力があって
吹き替えの声がまたステキなのです。
シャロンといいます。
再放送で、2度目の視聴ですが、やっぱり
この人好きだな。
シャロンの言葉は理論的で、ところどころで
アドラー心理学の影響があるのでは?と思われるのです。
それくらい、アドラー心理学は普通なのかもしれませんが。
たとえば・・・ちょっと長くなりますが状況説明から
シャロンは、裁判の重要参考人としてラスティという18歳の少年を
自宅に保護しています。少年は裁判で証言する代わりに、失踪した
母を探すという交換条件を出しています。捜査の結果、母を見つけ
母が旅費とした請求した5千ドルという法外なお金も送金しました。
そして、母親の乗っているはずの長距離バスの駅にラスティは
迎えに行きますが、母親は途中の駅で、お金をもって男と
逃げてしまっていました。
帰ってきたラスティに
シャロン 「私たちは、おかあさんにチャンスをあげた。そのチャンスを
ふいにしたのはおかあさんよ、あなたのせいじゃない」
ラスティ 「自分が愛されていなかったことを認めるのはつらい」
シャロン 「去った人を想うのはもっとつらい」
こんなどうしようもない場面で、こんなこと言える大人っているのかな。
(↑ ドラマです。のめりこみ過ぎ)
ぐずぐずと慰めるわけでもなく、かわいそうにと抱きしめるわけでもない
でも、的確にラスティの心を救っていると思います。
アドラー心理学の「課題の分離」というところではないかなと思います。
その行動の結果を誰が受け止めるのかということを
基準にして物事を考えるということと理解しています。
ラスティはこの後、散々渋っていたシャロンの勧める学校への
転入書類に自ら記入を始めます。
アドラー心理学の目標である、自らの力で問題に向かうという事を
ラスティーはできるようになって行きます。
シャロンとラスティの話は、サイドストーリーなのですが、
私は、どちらかというとこちらを中心に見ています。
ラスティと暮らしながら、毎回事件を解決していく
シャロンを見ているという風です。
DLIFEで、毎日午後8時からの放送です。