2年前に 近所にある整形外科が開院しました。
そこの医者は、同じ市にある総合病院の整形外科医で、
手術の症例が多いとかで、患者さんがたくさんついていて
その患者さんはそっくりその医者の医院に通っているそうです。
そこは、雨の日も風の日も、夏も冬も朝の7時くらいから外に患者さんが
並んで待っています。 具合がわるいので医院に通うのでしょうが、
朝から1時間半も待って大丈夫なのでしょうか。
その病院に通っているという人と、介護予防体操で知り合い
話を聞くととんでもないことが行われていました。
その人は(女性)1年くらい週に1回のペースで通っていて
肩に 「筋肉の衰えを防ぐ」(と言われている)注射をするのですが
その注射をすると 痛みとだるさがひどく腕が上がらなくなってしまうそうです。
それでも、「休みたい」というと 「休むと効果が上がらない」と医者に言われ
しぶしぶ続けていました。
しかし、踊りの発表会があり着物を着るのでこれでは着られないということで
まず、検査をしてもらいました。
結果は 悪い数値がどこにも見つからなかった。
それで、再度「休みたい」と言ったところ、
「あちこち ぼろぼろになりますよ」と脅かされるので
心配で辞められない。
その注射は 1本1万4千円で、自己負担は1400円だけれど
年金生活なので、毎週は金額的にも大きな負担になる。
単純に計算してみると、 1か月4回で5万8千円 1年で67万2千円かかります。
個人負担は1割ですが、あとは健康保険から支払われます。
そこで、その注射の正体なのですが、どうもヒアルロン酸らしい。
病院で検査技師をしていたという人が話を聞いて、
「ヒアルロン酸を毎週打つというのは聞いたことがない、ムダです。
その医院に通うのは辞めた方がいい」と言っていました。
その通院している人の話では、大勢のお年寄りが注射手帳を持たされて
注射に通ってくる。待ち時間はいつも4時間。
そこで、基本的なことを聞いてみました。
「ところで、どこを痛めて通うようになったのですか」
聞いてびっくり! なんとなく腰が悪いような気がして診てもらってところ
さっそく注射に通うことになり、腰の状態は全く変わっていない、
介護予防体操の仲間から、
「筋トレのほうがよっぽど効果がある。その病院はやめなさい。
だいたい、病院に行く必要がないのでは?」
このように言われていました。
家族にもやめた方がいいと言われているそうです。
いろいろ話しているうちに、開院間もないので設備投資の資金を
回収しようとしているのではないかと、近所でもウワサになっていることが
わかりました。
なぜ、そんなところに行くのか。
近所に整形外科がないので、そこに通うらしいです。
しかし、 お年寄りで良くなった人がいない。
良くならないし、痛くてつらいのに注射を打ちに通うおとしより。
通院していると安心なのでしょうかね。
そこにつけ込む悪徳医師。
過剰投与のようですが、このようなことはわからないものなのでしょうか。
お年寄りに病院の話を聞くと もっとちゃんと自分の頭で考えたらいいんじゃないかと
思うようなことがたくさんあります。
健康保険にしても、介護保険にしても、使う人がちゃんと考えないと
自分で自分の首を絞めることになります。