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家庭薬膳

2018-12-09 07:07:41 | 日々の出来事

 

市民講座で受講してきました。

「腎を鍛えて冬を乗り切る~家庭薬膳のすすめ~」

 

1時間の講義のあと、体を温める薬膳料理を作って食べて

全部で3時間半の講座でした。

 

講義はたった1時間ではほんのサワリ程度だったと思いますが

知らない事ばかりで、もっと聞いていたかった。

先生は「宮廷女官チャングムの誓」をたとえに出されて

王様の病状に合わせて食事を作るように、薬膳料理は個人の状態に合わせて作る食事と言っていました。

冬は水分を摂る量が少なくなり、腎臓に負担がかかりやすいそうです。

腎臓が弱ると、血液や気の流れが滞り、冷え性、風邪ひきなどの症状が現れる。

 

薬膳の基本の考え方は、一物全体(全体を食べる)、身土不二(その土地で育ったもの、旬のもの)

陰陽五行説(すべてのものは対立する2面精をもつ)、五味五性・五臓六腑(食物の分類)

 

例えばロシアなどの寒い地域では体を温める性質のある羊を食べる習慣があるが

土地に合わせて生きていくために自然に食物を選んでいる。

また、羊肉は融点が低く体に負担を掛けにくい。

そのほか、なるほど~と感じるお話ばかりでしたが、まとめ切れない!

 

いよいよ調理の時間。

メニューは韓国料理の「サムゲタン」を家庭で簡単にできるようにアレンジしたもの。

温野菜のサラダ2種類、先生が用意してくれたデザートとサンザシのお茶。

 

家庭風サムゲタンは、もち米、とりもも、黒きくらげ、白きくらげ、しょうが、にんにく

長ねぎ、しいたけ、なつめ、松の実、高麗ニンジン茶(ふんまつ)を大なべに入れて

1時間煮込みます。本当はもう少し煮て、お肉がホロホロになるまでにしたいのですが

時間切れでした。

温野菜のサラダ1.白菜とセロリと蕪のサラダ

    一口大に切り、軽く茹でてワインビネガーと白だしで味付け&白ごま

 

ワインビネガーと白だしの組み合わせがびっくりするほどおいしい!

        ワインビネガー:白だしを8:3の割合です

 

 

温野菜のサラダ2、えびといんげんとかぼちゃのサラダ

    オリーブオイルでソテーしてマヨネーズで和える

デザート、イチジクの赤ワイン煮とヨーグルト

お茶、乾燥サンザシのお茶

   サンザシを煮て、しょうがと黒砂糖で味付け


お砂糖は黒砂糖、塩は岩塩を使っています。精製されたものは体を冷やすからです。


なるほどね、メモメモ

        そういえば、精製されていない塩はミネラルが豊富で血圧に影響ないと

        聞いたことがある。

 


 今日の料理全体で、冷え性、風邪予防、貧血予防の効能があります。

食べてしばらくすると、おなかのあたりからぽかぽかして、汗が出てきました。

家に帰ってからも、しばらく薄着でちょうどいいくらいでした。

 

中国ドラマでサンザシのお茶を飲むシーンが結構あるのですが、どんなものか気になっていました。

甘酸っぱくて、飲んだあとは口の中がさっぱりするお茶でした。(効能は肉食の消化)

 

 

 

調理室でパチリ

 

食べたもので体が出来ている訳だから、こだわりたいね。