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いくつになっても人生これから

たまに読む本①65歳からは検診・薬をやめるに限る

2022-01-23 10:52:39 | 読書メモ

65歳からは検診・薬をやめるに限る

名郷直樹著

さくら舎 2017年

 

検診、薬を全部やめろというわけではなくて

高齢になると薬の力が及ばなくなることが多いので、

必要のないものを摂取するのはやめていこうというお話でした。

最後のお薬の話以外のところが共感できました。

 

まとめ部分で~

高齢になった人に、「健康で暮らして」というのはチト酷なんじゃないか。

だれでも、老化すれば弱っていくのが自然の摂理。

そこを、がんばれ!と言われてサプリなどを頼るのはつらくないですか?

弱っても、健康でなくてもそれなりに暮らしていける環境があることがいいことではないですか?

 

高齢者だけでなく、若者も「体調が悪ければ休んで回復させてください」と

ほどほどのがんばりで暮らしていける環境が必要ではないですか?

 

ホントそう思います

 

 

お薬や検診の話では、科学的なデータをもとにわかりやすく解説されていて

いろいろわかったうえで、検診を受けたり、薬を処方してもらうこと。

わからないままにしていると、医者の方では患者さんの状態が良くて

自分の処方が合っていると判断するので、なんでもお医者さんに話したほうがいい。

 

サプリは危ないケースがある。

規制の厳しい医薬品でも危ないことがあるが、サプリやトクホは規制がゆるいので

こちらのほうが危ない。

「個人差があります」と小さく書いてあるのがミソ。

医薬品として認められなかったものがサプリになっていることもある。

 

そうなんだ!

サプリってほとんど飲んだことないけど、可も不可もないならまだしも。

「個人差があります」の一文で、自己責任になるんだって!

こわい話だよ。

 

高齢になればなるほど、薬の力は弱くなり、飲まなくても大して変わりないのでしょう。

(↑ 老化現象に対しては薬で対抗するのはむずかしい)

うちのばあちゃんがおなかがいっぱいになるほど薬を飲んでいて、苦しいので

お医者さんに相談したら2種類だけ残して、あとはやめたことがありました。

その後ばあちゃんは胃の痛みがなくなって体調がよくなりました。

お医者さんには「調子がわるくなるかもよ」みたいなことを言われて

ちょっと脅かされましたけどね。

 

老化に薬は効かないってことですね。