一橋桐子(76)の犯罪日記
原田ひ香 2020年
一橋桐子76歳は、独身で清掃のパートと年金で暮らしている。
女学生の頃からの親友「トモ」が夫を亡くしたのを機に
古い家を借りて一緒に暮らすことにする。
ふたりなら家賃は半分、どこに行くにも一緒、楽しく暮らしていたが
3年たった時「トモ」が病死してしまう。
家賃を払えなくなった一橋桐子は途方に暮れる。
何とか住むところは見つかったものの、将来に絶望し
何気なく見たTVの「刑務所なら3食ついて病気になれば面倒をみてくれる」に
これだ!と刑務所に入ることを決意する。
「誰にも迷惑をかけないで犯罪を犯しできるだけ長く刑務所にいる」ことを
目指し、日々努力するうちに、思いもよらない人々に出会い、思いもよらないことにも出会う。
原田ひ香さんの作品は企まざるユーモアがあって好きです。
いつもは健康関係などの実用書ばかり借りていますが
(↑ 読書はもっぱら図書館が頼り)
たまに物語読書をしようと借りてきました。
もしかして、日常は冒険なのかも