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たまの読書-一橋桐子(76)の犯罪日記

2022-06-17 07:02:12 | 読書メモ

一橋桐子(76)の犯罪日記

原田ひ香 2020年

 

一橋桐子76歳は、独身で清掃のパートと年金で暮らしている。

女学生の頃からの親友「トモ」が夫を亡くしたのを機に

古い家を借りて一緒に暮らすことにする。

ふたりなら家賃は半分、どこに行くにも一緒、楽しく暮らしていたが

3年たった時「トモ」が病死してしまう。

家賃を払えなくなった一橋桐子は途方に暮れる。

何とか住むところは見つかったものの、将来に絶望し

何気なく見たTVの「刑務所なら3食ついて病気になれば面倒をみてくれる」に

これだ!と刑務所に入ることを決意する。

「誰にも迷惑をかけないで犯罪を犯しできるだけ長く刑務所にいる」ことを

目指し、日々努力するうちに、思いもよらない人々に出会い、思いもよらないことにも出会う。

 

原田ひ香さんの作品は企まざるユーモアがあって好きです。

いつもは健康関係などの実用書ばかり借りていますが

(↑ 読書はもっぱら図書館が頼り)

たまに物語読書をしようと借りてきました。

 

もしかして、日常は冒険なのかも