いや、突然降って湧いた12日間の緊急事態宣言的特別休暇も残すところあと三日となり、そーなると私も一夏の経験が欲しくなり、何かが起きることを願ってまた旅に出ることにしました・・・なんちゃって。
あれです、車中泊で行ってとても気持ちよかった玉川温泉のお湯に死ぬほどのんびり浸かりたいと思い一泊二日の湯治に出るのであります。
まっ、一泊二日にどれほどののんびり感を詰め込めるのかは未知ですが。
いや、以前の私なら一泊二日を旅とは言わなかったわけですがそれは違うと近頃思うよになったのであります。
旅の重さは時間の長さでは無く心に刻まれた記憶の深さである、なんてことを思うようになったわけで、実際振り返ってみると思い出される旅の記憶なんてのは一つの場面の断片でしか無いのであります。
まっ、旅が長いと出来事も多くなり「棒に当たれば犬も歩く」の喩え通り記憶に残る出来事が増えるのは事実なんですが、まっ、いいでしょう。
で、到着時刻から逆算して家を午前9時に出る予定なんですが、そーすると途中に三時間の余裕ができ、どこかに立ち寄れると目論んでいるわけであります。
が、行く先は決まっていず、どーすっかなぁ〜と思案しているところですが、マジでどこへ行こうか、であります。
何度も通っている道すがらの観光名所は対象外でして、そーなると文化的施設かと思うんですが、まだ日本版戒厳令は解除前なので公共施設の多くは閉まっているわけであります。
さて、のんびりしに行くとなると荷物に入れたくなるのが「本」であります。
ここで迷うのがThe bookを選ぼうとすると a bookがぞろぞろと入るってことでありまして、要するに一冊を決めかねて重りにしかならない本を持ち歩くはめになるのであります。
ただいまの候補書は読みかけの社会関係の本と再読したい俳句の本でありますが、俳句本を持つとなると歳時記もついてくるし、となっているわけであります。
まっ、私の勘では全部入ると思うんですが、まっ、いいでしょう。
忙中閑ありはそーだと思うんですが、無駄に流れて良い時間を持たないと出来ない事ってのはあると思うのであります。
で、それらは大概思索と言いますか、脳みそ関係のことなわけであります。
何と申しましようか、動き続ける中で生まれる考えはやっぱし動的と言いますか、時間軸的にも前向きと思うのであります。
いや、本気でのんびりするなら家に篭っていれば良いだろうと言うご意見は誠にもってご尤もなんですが、自分の場合は心に対するお膳立てがとても重要でして、その意味で温泉に行くと言う行為は外せないのであります。
さて、来し方を顧み、そこから考える行く末は一味違うと思うんですが、それは生産的には無駄とも言える止まっている時にできる事だと思うのであります。
いや、これから出かける詰まった時に何を書こうとしているんだ俺は?
そんなわけで、もう一冊追加したいのが雑音のない時にこそ読みたい句集なんですが、一茶にするか芭蕉にするか、それとも・・・なんちゃって。
あれです、冷静に考えればのんびりしたいと思うのは気持ちだけでして、宿に入れば風呂に浸かり、風呂から上がれば一杯やるし、そーしているうちに晩飯の声がかかり、程良く酔ったらスマホを手にするだろうと思うのであります。
それが分かっていても持って行く本の存在は、言って見れば心の友でありまして、そばにいてくれると安心、ってなものなのであります。
余談ですが、昨夜もアマゾンさんに一冊ポチっているんですが、本日は不在なので配達は明日の夕方指定にした次第であります。
私ゃ読書の秋!!!
そして、天高く妻肥える秋!!! なんちゃって。
では、支度をしますので。