北野進の活動日記

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珠洲市の「教職員の多忙化改善アクションプラン」

2018-05-11 | 教育


珠洲市教育委員会は今年3月、「教職員の多忙化改善アクションプラン」をまとめ、新年度に入り市校長会や市PTA連合会などで報告し、周知を図り、また取り組みの徹底を求めている。
基本的には3月定例会での私の質問に対して、教育長が答弁した内容だが、具体的な曜日や時間などが明記されているので、あらためて紹介したい。

まだまだ不十分な内容だし、根本的に仕事量を減らさず早く帰れと言っても本末転倒。
多忙化の大きな要因である全国学力調査対策にも全く触れていない。
目標自体も依然長時間のサービス残業を容認している。
様々な課題、問題点を残しているが、それでも大きな前進であることには間違いない。
まずは確実は実行を求め、確認もしていきたい。

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「教職員の多忙化改善アクションプラン」
達成目標
 勤務時間外の在校時間が月80時間を超過している教員の割合を、平成30年度からの3年間で全校種0(ゼロ)%


具体的な取組
<学校では>
〇市内全ての学校で、月1回の「定時退校日」を設定する。
 平成30年度は、毎月、第3水曜日を定時退校日とする。

〇市内全ての学校で、学校ごとに「最終退校時刻」の目標を設定し、教職員が業務終了時刻を意識して業務を進める。
 平成30年度は、各学校の実態に応じて、「最終退校時刻」の目標を設定する。

〇学校評価において、教職員の働き方や業務改善に関する評価項目を必ず位置付け、継続的に評価・改善を行う。

〇中学校・義務教育学校において、部活動休養日は、週2日以上、平日1日と土曜日または日曜日に設定する。土曜日または日曜日及び祝日、振替休日を含めた休養日を、年間52日以上設定する。通常練習における1日の活動時間は、平日は長くとも2時間程度、学校の休業日は長くとも3時間程度とする。

<市教委では>
〇引き続き、県統一の勤務時間表をもとに市内全ての学校で勤務時間調査、ストレスチェックを実施し、教職員の健康管理に努める。

〇市教委から学校への電話での問い合わせは、緊急時のやむを得ない場合を除き、16時40分までとする。(学校から市教委への問い合わせ等も17時15分までとすることで、双方が勤務時間を意識した働き方を進める。)

〇県内一斉のリフレッシュウィークは、8月11日(山の日)から17日の一週間とし、本ウィーク中に連続する3日間以上の学校閉庁日を設定する。
平成30年度は、8月14日(火)~16日(木)の3日間を学校閉庁日とする。

〇市PTA連合会総会等の場で、市教委から教職員の勤務時間の現状や多忙化改善に向けた取組について説明し、保護者や地域の方々の理解と協力を求める。


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