珠洲市鉢ヶ崎を会場に、国内外から12,894人が参加し開催された日本スカウトジャンボリー。
4年に一度のボーイスカウトのキャンプ大会だが、5日間の日程を終え、今日、閉会式を迎えた。
閉会式は、大会期間中に実施された様々な競技の表彰や参加したスカウトからのメッセージ、主催者の閉会のあいさつなどに続き、次回開催地の発表が行われる。
次回第18回大会を迎える2022年は、「ボーイスカウト日本連盟発足100年」という節目の年だそうで、「さて、次回開催地は・・・」と参加者の目と耳がステージに集中する。
参加者の視線とは逆方向にある来賓席では「次回も珠洲やったやらどうする?」「さすがに続いたらブーイングやろう」といったひそひそ話の中、もったいぶった発表から私はIOCの発表を連想し「TOKYOじゃないの]とつぶやいて、席を立ってステージにスマホを向ける。
「TOKYO」
当たりだった
さて、東京のどこでやるの?
奥多摩でもキャンプはできるだろうし、八丈島も東京都だし、と想像していると、どうやら従来とは違ったジャンボリーを模索しているような。
大自然の中ではなく、コンクリートジャングルの中を駆け巡るのか。皇居前広場も広いのでいっぱいテントが張れる。
次回か開催時は天皇となってる皇太子は毎日朝晩顔を出し、手を振ってくれるかもしれない。
いや、2020年なら東京オリンピック・パラリンピック会場の跡地利用が一番有力のような・・・
いずれにしても、ボーイスカウト運動も会員減少の流れにあり、原則は踏まえつつも、新しい取り組みも模索しているのだろう。
参加者は猛暑の中、大きなトラブルもなく無事日程を終え、明日にはそれぞれ帰路につく。お疲れさまでした。
さて、ジャンボリーの開催準備費は昨年度は約5,300万円、今年度は約8,500万円。うち半分が珠洲市の支出。
(前回開催以降の毎年の草刈り費用を除く)
ボーイスカウト連盟の役員の皆さんはこのあたりご存じなんだろうと思うが、多くの参加者から見て一番目立ったのは、スポンサーに名を連ね、会場にもお店を出し、さらに表彰団体にプレゼントも出して大きな拍手を浴びた「ゴーゴーカレー」だったような
参加者は自炊が基本だし、もちろん子どもたちが大半だから飯田の街に飲みに出るということもない。
食料などの資材は市内で少しは購入しているだろうけど、市の財政負担の割に多くの経済効果は期待できそうもないイベントである。
しかし、そもそもジャンボリーは地元への経済効果を期待したイベントではない。
子どもたちの成長に対して珠洲だからこそ果たせる役割というものもあるだろう。
その役割を果たし、結果として多くの参加者が珠洲の魅力に触れ、ファンになり、帰ってからも珠洲の魅力を周囲に語り、何かの機会にまた珠洲を訪れてもらえればありがたい。
たまたまフィリピンから参加した男の子に珠洲の感想を聞くと「It's nice!」
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