志賀原発を廃炉に!訴訟原告団と石川県平和運動センターは今日、ストレステスト(発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価)に係る意見聴取会のメンバーである後藤政志さん(元原子炉格納容器設計者、芝浦工業大学非常勤講師)の記者会見を企画した。
後藤さんは福島第一原発事故の原因について、政府や東電が主張した地震起因説に疑問を示し、津波起因説をいち早く主張していた。津波起因説は先の国会事故調の調査報告書にも採用されている。
今回、志賀原発2号機のストレステストの現地調査で来県されたので、
1.志賀原発の現地調査(7月26日実施)を終えての評価
2.ストレステストの問題点
3.志賀原発再稼働問題(S-1断層との関係を中心に)
以上3点を中心に語ってもらった。
ストレステストの現地調査については安全をアピールするデモンストレーションのようなものと批判。
地震、津波時の事故を想定しドアを閉めたりホースを引いたりの訓練をしているが、プラント自体の設計を変えなければならないと一蹴した。
マスコミ各社からはS-1断層の問題に質問が集中。
後藤さんは断層の専門家ではないからと慎重に言葉を選びつつも、プラント設計者として真下に活断層があるならば、建物にずれを生じるから論外と断言。さらに敷地内にあるS2~8の断層についても、S-1断層との連動が不確定なので設計者として安全を確保することは難しい。また、S-1断層が動くことで破壊がどこまで進むかもわからないとも指摘し、設計者としては2号機の安全を確保することは難しいと述べた。
活断層調査については、電力会社だけではダメとし、規制側が第三者的に確認する必要性を訴えた。
北陸電力の隠ぺい体質を除外して考えても、本来事業者側は基本的に自らに不都合な情報はできるだけ切り捨て、あるいは過小評価するもの。すなわち、評価は立場によって違うものという前提で考えるべきで、規制側が安全の側に立って調査をおこなうべきものとた。
この他、志賀のプラントの特性(1号機:MarkⅠ改良型、2号機:ABWR)を踏まえた課題も指摘する。
原子炉格納容器の設計者だけあって、指摘は具体的かつ専門的。
後藤さんのような方が国の意見聴取会の委員に入れるようになったことは3.11後の大きな変化ではある。
今後の裁判闘争でも、ぜひ力を貸していただきたい専門家の一人である。
後藤さんは福島第一原発事故の原因について、政府や東電が主張した地震起因説に疑問を示し、津波起因説をいち早く主張していた。津波起因説は先の国会事故調の調査報告書にも採用されている。
今回、志賀原発2号機のストレステストの現地調査で来県されたので、
1.志賀原発の現地調査(7月26日実施)を終えての評価
2.ストレステストの問題点
3.志賀原発再稼働問題(S-1断層との関係を中心に)
以上3点を中心に語ってもらった。
ストレステストの現地調査については安全をアピールするデモンストレーションのようなものと批判。
地震、津波時の事故を想定しドアを閉めたりホースを引いたりの訓練をしているが、プラント自体の設計を変えなければならないと一蹴した。
マスコミ各社からはS-1断層の問題に質問が集中。
後藤さんは断層の専門家ではないからと慎重に言葉を選びつつも、プラント設計者として真下に活断層があるならば、建物にずれを生じるから論外と断言。さらに敷地内にあるS2~8の断層についても、S-1断層との連動が不確定なので設計者として安全を確保することは難しい。また、S-1断層が動くことで破壊がどこまで進むかもわからないとも指摘し、設計者としては2号機の安全を確保することは難しいと述べた。
活断層調査については、電力会社だけではダメとし、規制側が第三者的に確認する必要性を訴えた。
北陸電力の隠ぺい体質を除外して考えても、本来事業者側は基本的に自らに不都合な情報はできるだけ切り捨て、あるいは過小評価するもの。すなわち、評価は立場によって違うものという前提で考えるべきで、規制側が安全の側に立って調査をおこなうべきものとた。
この他、志賀のプラントの特性(1号機:MarkⅠ改良型、2号機:ABWR)を踏まえた課題も指摘する。
原子炉格納容器の設計者だけあって、指摘は具体的かつ専門的。
後藤さんのような方が国の意見聴取会の委員に入れるようになったことは3.11後の大きな変化ではある。
今後の裁判闘争でも、ぜひ力を貸していただきたい専門家の一人である。
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