昨日の塩田フォーラムの参加者に配布された冊子である。
揚浜塩田の歴史や塩田にまつわる文化、聞き取り調査による市内各地域の塩田についての詳細な情報、製塩作業や道具の説明など、揚浜塩田について関心のある人にとって格好の入門書となっている。
中高校生のふるさと学習の教材としても活用できる。
昨日のフォーラムの参加者は、主催者側の見込みはどのくらいだったかは知らないが、参加した1人としては、もっと多くの人に聞いてもらいたかったと思う。図書館などにも置かれるだろうから、参加できなかった人にはぜひこの本を一読されることをお薦めしたい。
末尾には能登製塩関係文献もたくさん紹介されている。さらに詳しく入っていきたいという人にとっても活用しやすい編集となっている。
この本をきっかけに実際の塩田を見ようと多くの人が奥能登に足を運んでくれることも合わせて期待したい。
今まで珠洲市の財産を地道に受け継いできた結果だと
思います。派手に象徴するのではなく今までの生活文
化を大切にいていただきたいです。