今日もまずは川柳を紹介。
18歳次は徴兵検査だろ
6月13日、欠陥だらけの改憲手続法の欠陥が全く是正されないまま、投票年齢の引き下げだけを盛り込んだ改正案が可決・成立した。
法律をこのまま施行することは許されないが、いずれにしても、これによって18歳、つまり高校3年生でも憲法改正の国民投票に参加できることになった。
いまの若者はAKBの総選挙で選挙慣れしているというジョークも飛び交うが、高校教育が今まで以上に重要になることは間違いない。
先の石川県教組の定期大会で、来賓の高教組の糸矢敏夫執行委員長は学校教育法を紹介した。
学校教育法
第6章 高等学校
第五十一条 高等学校における教育は、前条に規定する目的を実現するため、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
一 義務教育として行われる普通教育の成果を更に発展拡充させて、豊かな人間性、創造性及び健やかな身体を養い、国家及び社会の形成者として必要な資質を養うこと。
二 社会において果たさなければならない使命の自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的な教養を高め、専門的な知識、技術及び技能を習得させること。
三 個性の確立に努めるとともに、社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、社会の発展に寄与する態度を養うこと。
1項、2項については、厳密に言えば問題はあるが、受験勉強や就職対策でそれなりに対応しているともいえる。
問題は3項である。
現在の高校教育では社会に対する健全な批判力を養うという教育目標が抜け落ちていると糸矢委員長は指摘する。
社会の流れを無批判に受け入れる人間教育の先には、「現役高校生、甲種合格おめでとう!」という日がやってくる。
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