今年のザクロは６個だけ

　
　ザクロの実が２つはじけた。今年はじめての収穫だが、残りは小さいのを入れても４つしかない。一昨年は４０個、昨年も２０個は採れていたので寂しい限りだ。７月頃に咲く花は例年通りだと思ってみていたが、その後の猛暑のせいで受粉する虫の行動に変化があったのだろうか、それとも受粉の時期は梅雨の最後あたりで虫の活動が少なかったのだろうか、残念ながらほとんど実が付かなかった。

　今年は初夏の梅の実も少なく、もうすぐ収穫となるユズも少ない。その代わりというわけではないだろうが、栗は例年になく豊作で、１０月上旬から中旬にかけて、朝夕は栗拾いが日課ようになっていた。
　たくさん採れて喜び、採れなくて残念と言ってられる趣味の世界は気楽だが、これが仕事となっては笑っていられない。豊作めざして、施肥や剪定、防除、受粉、摘果の作業など１年中気が休まることないのもうなづける。果樹農家の足元にも及ばないが、来年は果樹の本を読んで、もう少しだけ手をかけてやりたいと思う。