晴れ間にツララがまぶしい。
連日降り続く雪もようやく峠を越えたか。だけど朝晩の冷え込みはまだ厳しいものがある。
今日も市内を回る。
Yさん宅での会話の一コマ。
Yさんはかつての原発計画があった当時、オピニオンリーダーという原発推進の住民団体の役員を務め、当時、私と県議会の議席を争った上田幸雄県議の後援会の役員も務めていた人である。
「ありゃ、誰かと思ったら北野さんか。なんか顔やわらこうなったんないか。わからんかったわ」
「昔は、目つり上がってました???」
「そや、怖い顔しとった。まあ、がんばらしや!」
自分で言うのもなんだが、いつも私は笑顔を絶やさないようにしている。
だけど、原発計画があった当時、テレビに映る機会がたびたびあったが、選挙の当選インタビュー以外はおそらく笑った顔などなかったはずだ。
立地可能性調査の阻止行動や調査の電力会社への申し入れのとき、原発反対集会のとき、いずれも眉間にシワを寄せ、目をつり上げていたのだろう。
テレビ局のインタビューでにやけた顔をしていようものなら、仲間から叱られてしまう。
そんなこともあってか普段、あまり接する機会のなかった推進派の人たちにとっては、こわそうな私の顔しか印象に残ってないのだろう。
柔らかい顔もしっかり売り込まなければならない。
ケーブルテレビを観ての議会傍聴のこともときどき話題になる。
「なんであそこで再質問せんがや。ただ質問に立っとるが見せたいだけやないがか」
「どの人もおんなじようなことばっかり言うて。もっとほかに取り上げることないがかや」
「市長の説明聞くだけの質問が多くておもしろくない」
「私は○○議員と○○議員の質問だけは必ず聞くことにしとる。私が思とることをちゃんと言うてくれるから」
「あんな内容の質問で、ようはずかしのうて議員しとるなぁって感じの人もおるなぁ」
いずれもこれまで議会傍聴など行ったことのないおばちゃんたちの言葉である。
先日、旧柳田村での地区集会で、かつて柳田村ではケーブルテレビで議会中継が始まったら議会の質問のレベルが上がったとの話があったが、珠洲では市民の政治意識は高まりに、議員が着いていけてないのではないか。
議会に対する市民の目は厳しい。
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