大雪続く

　金沢気象台によると、２９日午後８時の時点で珠洲の積雪は６８センチとのこと。うちの積雪はそれ以上だと思われるが、昨夜も吹雪となり、そろそろ８０センチかも。
　全国ニュースでは３メートルを越える積雪を記録してるところもあるので、大変だ！大変だ！というのも口はばかれるが、この週末、珠洲市内ではあちこちで屋根の雪降ろしの作業が見られた。
　珠洲市内では、山間部での雪降ろしは珍しくないが、これまで平野部ではあまり見かけることがなかった。事故が起きないことを祈りたい。

　市内野々江町内の空き家では、雪の重みで家が潰れていた。大通りに面した家である。屋根にはブルーシートがかけてあったので、これまでも雨漏りがして柱も傷んでいたのだろうが、街中の家の倒壊は危険でもあり、景観上の問題も生じる。
　従来は農村部、山間部で、しかも数十年空いたままの家が朽ち果てる光景は見られたが、街中でも空き家が一気に増えている中、今後、このような事態は頻繁に発生すると思われる。
　所有者が市内にいればいいし、せめて連絡可能ならばなんとか処理できるだろうが、連絡不能な場合は対応がますます難しくなる。
　珠洲だけの問題ではないが、今後の過疎地の重要な課題である。

　我が家はまだ雪降ろしに迫られる状況ではないが、家の中の戸の開け閉めは一段と重くなっている。朝の雪かきに始まり、外出から帰って雪かき、また帰っては雪かきの繰り返しである。大雪はあと１日との予報を信じたい。

　こうした中、今日は９時から私の住む地区の新年の寄り合いである。
　決算報告や地区の諸課題を協議したあと、年始めということで懇親会となる。
　私は午後の予定もあるため、残念ながら飲酒はできないが、お酒をついで回りながら地区の皆さんとの会話を楽しんだ。

　私の顔を見ると話題は春の選挙となる。
　平蔵豊志市議の県議選出馬情報を受け、現職の塚崎県議と新人の平蔵市議ではどちらが強そうか、勝負のポイントはどこになるか、などなど政治談議に花が咲く。

　もちろん市議選についても語られる。
　誰々が強そうだ、現職の誰々は出馬を迷っているのではないか、最終的には何人オーバーになりそうだ、といった市内全体の情勢分析や、私に対する要望や注文もたくさん聞かせてもらえる貴重な場である。
　
　お酒が入った勢いもあって、国政や市政に対する批判がポンポン飛び出す。
　
　隣接する地区には現職の議長がおり、他の現職市議と親戚の人もいる。勤め先の関係を重視しなければならない人もいる。様々なしがらみが複雑に絡み合う市議選だから仕方がないが、かつての原発問題があった当時のような重苦しさがないのが何よりである。
　

　連日の冷え込みと大雪で、さすがに夜遊びが大好きな我が家の「ニャゴ」も大胆な寝相でストーブの守りをする日々である。