志賀原発の直下を走る断層の評価について、第4回となる原子力規制委員会の有識者会合が昨日10時から開催された。
2時間40分ほどの会議を私もユーチューブで視聴させてもらった(会議映像はこちら)。
前回の会合では、1号機建屋直下のS‐1断層を評価するにあたって、回りまわって工事着工前のスケッチ図の評価に戻ることになった。
原図は残っていないので、北陸電力は写真による説明を中心に懸命に活動性を否定する主張を展開した。
専門知識に欠ける私などは、拡大写真による詳細な(と思われる)分析、関連する既存の論文の紹介などを踏まえた北電の説明を聞き、活動性がないというのも一つの見解という評価も、もしかして出てくるのかなと専門委員のコメントに注目した。
その結果が下記の新聞の見出しである。
北國新聞、北陸中日新聞(12月27日より)
一番大きな北國新聞の「S‐1活動性判定できず」は、若干補足すると「S‐1の活動性がないとは判定できず」あるいは「S‐1が活断層ではないとは判定できず」という意味である。
座長の石渡明氏は進行役・まとめ役に徹したが、専門委員の藤本光一郎東京学芸大准教授、広内大助信州大教授、重松紀生産業技術研究所主任研究員、吉岡敏和産業技術総合研究所上級主任研究員はそれぞれ北電の説明に対して活動性を否定できないとの立場から疑問を呈した。
結果として「北電 理解得られず『無念』」との見出しになっていく。
北陸電力は、原図が残っていない中、活断層との疑問に対して、現時点で出来うる限りの反証は展開したのではないかと思う。
ただ、それでも専門委員を納得させるだけの資料は揃えらえなかったのである。
これはもはや北電の担当者の能力の問題ではない思う。
建てては行けないとところに建ててしまったという一点に尽きるのではないか。
次回第5回会合では、S‐2、S‐6についての専門委員からのコメントに対する北電からの残りの回答が示される予定だ。
この間の議論の経緯からすると、北電が専門委員全員を納得させることは至難の業と思われる。
担当者は正月返上で必死に資料づくりにあたることだろう。
ここまで頑張ったんだからもういいじゃないかと、大口の株主さんでも登場してタオルを投げ入れてあげればと思うが・・・
もちろん、北電は最後まで諦めないだろう。
北電に残された手は一つ。
座長あるいは一人の委員でいいから、北電の主張に理解を示す委員を強引につくるしかない。
評価会合は見解がまとまらなかったとして両論併記に持ち込み、規制委員会の適合性審査に持ち込むのである。
パンチを浴び続けてダウン寸前となっても、最後にどんな手を使ってくるか決して油断はできない。
私たちも気を緩めることなく来年のたたかいに備えなければならない。
2時間40分ほどの会議を私もユーチューブで視聴させてもらった(会議映像はこちら)。
前回の会合では、1号機建屋直下のS‐1断層を評価するにあたって、回りまわって工事着工前のスケッチ図の評価に戻ることになった。
原図は残っていないので、北陸電力は写真による説明を中心に懸命に活動性を否定する主張を展開した。
専門知識に欠ける私などは、拡大写真による詳細な(と思われる)分析、関連する既存の論文の紹介などを踏まえた北電の説明を聞き、活動性がないというのも一つの見解という評価も、もしかして出てくるのかなと専門委員のコメントに注目した。
その結果が下記の新聞の見出しである。
北國新聞、北陸中日新聞(12月27日より)
一番大きな北國新聞の「S‐1活動性判定できず」は、若干補足すると「S‐1の活動性がないとは判定できず」あるいは「S‐1が活断層ではないとは判定できず」という意味である。
座長の石渡明氏は進行役・まとめ役に徹したが、専門委員の藤本光一郎東京学芸大准教授、広内大助信州大教授、重松紀生産業技術研究所主任研究員、吉岡敏和産業技術総合研究所上級主任研究員はそれぞれ北電の説明に対して活動性を否定できないとの立場から疑問を呈した。
結果として「北電 理解得られず『無念』」との見出しになっていく。
北陸電力は、原図が残っていない中、活断層との疑問に対して、現時点で出来うる限りの反証は展開したのではないかと思う。
ただ、それでも専門委員を納得させるだけの資料は揃えらえなかったのである。
これはもはや北電の担当者の能力の問題ではない思う。
建てては行けないとところに建ててしまったという一点に尽きるのではないか。
次回第5回会合では、S‐2、S‐6についての専門委員からのコメントに対する北電からの残りの回答が示される予定だ。
この間の議論の経緯からすると、北電が専門委員全員を納得させることは至難の業と思われる。
担当者は正月返上で必死に資料づくりにあたることだろう。
ここまで頑張ったんだからもういいじゃないかと、大口の株主さんでも登場してタオルを投げ入れてあげればと思うが・・・
もちろん、北電は最後まで諦めないだろう。
北電に残された手は一つ。
座長あるいは一人の委員でいいから、北電の主張に理解を示す委員を強引につくるしかない。
評価会合は見解がまとまらなかったとして両論併記に持ち込み、規制委員会の適合性審査に持ち込むのである。
パンチを浴び続けてダウン寸前となっても、最後にどんな手を使ってくるか決して油断はできない。
私たちも気を緩めることなく来年のたたかいに備えなければならない。
あなたの目指したものですか?働く場所もなく子供たちが出てゆく!
こんな珠洲市にお前がしたんだよ!
ひろしさんは原発が出来ていれば現状よりもいい珠洲市になっていたとおっしゃりたいのでしょうか?