北國新新聞の連載「新首長の時代」、輪島市の梶文秋市長に続き、一昨日から珠洲市の泉谷満寿裕市長を取り上げている。
今秋に実施する奥能登国際芸術祭について1、2回目で取り上げ、3回目となる今朝のテーマは「唯我独尊」。
唯我独尊とは広辞苑によれば「世の中で自分一人だけがすぐれているとすること」。
わかりやすく言えば「ひとりよがり」である。
いくつかのエピソードが紹介されている。私もあちこちで似たような話を聞かないわけではないが、アクタスならともかく、朝刊の政治欄でここまでストレートに書くかなぁというほどの書きぶりである。
国際芸術祭については身の丈を超え膨らんでいく予算の問題、市民の皆さんへの理解と浸透の問題など、私も議会で指摘してきており、問題提起としては賛同できるが、市民や実行委員会メンバー、さらには市職員からもかなり浮いて、独走しているかのようなニュアンス。
昨日の記事の見出しは「市民は『ピンと来ん』」。
確かにそんな市民が多いのも事実。
ただ、その一方で芸術祭に熱い期待を寄せている人たち(どの程度の広がりができているのか私もよくわからない。2月19日のシンポジウムで見えてくるとは思うが・・・)がいることも間違いない。
輪島市の梶市長の「孤軍奮闘」(1月26日のブログ参照)のような「孤軍」でもなく、担当課室の職員も奮闘している。
そんな中、国際芸術祭の後援団体、しかも「特別協力」と記載されている北國新聞社が開催までの7ヵ月を切ったこの時点で叱咤激励というよりは冷水を浴びせるような記事、いやあくまで強烈な叱咤激励なのかもしれないが、その意図するところ、私にはちょっと測りかねる・・・
文化部と政治部のスタンスの違いで済まされない感じ。
バランスを気にせず書きまくっている。
オマケだが、国際芸術祭についての私のスタンスはといえば、記事中「議会から表だって反対する声は聞こえていないものの・・・」とあるように、反対はしていない。
ただし、
2014年3月議会
2015年3月議会
2015年12月議会
2016年12月議会
と一般質問では課題、問題点は指摘してきたつもり(議事録検索はこちらから)。
もちろん、これに対する答弁やその後の対応に不満は残り、開催に向けての不安要素もたくさんあるが、一回目の企画であり、反対まではできないだろうというのが正直なところ。
さて連載は多分4回で明日がラストだろう。
どんな締めの見出しが躍るか注目したい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます