北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

なでしこ「疑惑の判定」で涙

2012-08-10 | スポーツ
 朝晩めっきり涼しくなってぐっすり眠れそうなものだが、今朝は寒さで4時頃目が覚める。
 おっ!女子サッカーの決勝戦観れるぞ!ということで今大会はじめて生でなでしこ戦を観戦。

 観戦開始早々、宮間のフリーキックが米MFヒース選手の左腕にあたる。あたった瞬間に腕を引いてはいるが、その前の動きは反射的に腕を出してボールを止めにいってるように見える。フリーキックじゃないの???

 さらに0対1で迎えた後半2分。宮間のフリーキックに飛び込んだ熊谷を米チームの選手が両手で抱き抱えているではないか。ユニフォームをひっぱる程度の動きではない。スロービデオだとはっきりわかる。

 試合後、米チームの選手もハンドだったことを認めているそうだ。

 柔道みたいにビデオ判定が入れば、日本にペナルティキック2本が与えられたかも。
 結果的に1対2だから、なおさら残念至極である。

 では、ビデオ判定が入ればいいのだろうか。

 今大会、柔道の海老沼匡-チョ準好(韓国)戦で、ビデオ判定するジュリーの指摘で判定がひっくり返るシーンがあった。日本の海老沼が勝ったんだからいいじゃないか、とつい結果オーライで考えたくなるが、解説していた山口香さんは、本来あるべき審判の姿を歪めていると、この展開を厳しく批判。さすがである。

 今回のハンドの見逃しも、もちろん「金」を目指してきた選手には気の毒ではあるが、ピッチを仕切るのはあくまで主審。試合の流れが重要なサッカーで、きわどいプレーでいちいちタイムをとってビデオ判定を仰ぐようになっては興ざめである。

 佐々木監督は試合後、主審の判断を尊重するといい、なでしこのメンバーは笑顔満開で表彰台にあがってくれた。
 金こそとれなかったが、この対応は、今後も主審が仕切るサッカーを守ってくれたような気がする。そういう意味で大きな価値ある「銀」である。

 海外メディアは疑惑の判定続きのロンドン五輪で、またまた疑惑の判定ということですでに報じているようだ。明日の国内の朝刊各紙はどのような扱いをするだろうか。



 


1 コメント

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ドイツ人審判 (viva)
2012-08-14 07:20:29
この件では、主審の本国ドイツでも「PKを取らなかった主審のミスで日本は負けた」として新聞に取り上げられていたようです。確かにサッカー中断でビデオ判定はしらけますが、こういう明らかな見落としは止めてほしいですね。

柔道の海老沼選手と韓国のチョ選手の旗判定覆しは、良い意味でも悪い意味でもショッキングでしたね。
一度決まったものをジュリーの一言で真逆の結果に変えれるのなら、そもそも主審・副審が居る意味がないです。
ただ、それはそうなのですが、試合に関しては私は海老沼選手が優勢だったと思います。延長戦にもつれ込む前の有効ポイントが取り消しになったところからおかしくなったんですよね。
ポイントは無くなったけど相手を小内刈りで床に倒しているのでこの攻撃が優勢の決め手となると思いました。
そしたらチョ選手に旗が上がった事にびっくりでした。これは明らかな間違いです。なので私は脇でおおっぴらに不服・抗議のジェスチャーをした中村コーチを支持したいと思います。
あと私が疑問だったのは、観客の反応です。チョ選手に旗が上がったときに誰もがおかしいと思ってブーイングだったのにも関らず、判定やり直して海老沼さんが勝ちとなるとまた大きなブーイング。どっちなんだ?と混乱しました(笑)。
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