北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

マイナンバー出前講座を開催

2015-12-21 | マイナンバー制度


今日は旧本小学校で地域の皆さん集まってのマイナンバー制度の学習会。
先月の「本小学校の活用を考える会」の役員会で、ある区長さんから「地域の人からマイナンバーの学習会をやってもらえないかという声があるんだけど」という話があり、それなら「考える会」が本校下全世帯に呼びかけて、市役所市民課のマイナンバー出前講座を利用すれば簡単、ということですぐに開催決定。
会場は学校の教室。
やるんなら早い方がいいということで、とんとん拍子で今日の日程が決まった。

出前講座は10人の参加者がいれば、ということが条件となっている。
少なくとも10人は集まるだろうからと、軽く考えて会場を準備したが、今日は案内した時間の30分ほど前から続々と地域の皆さんが・・・
結局50人近くの参加で教室はいっぱい。
平日の日中開催ということで集まったのは地域のお年寄りが大半だが、関心の高さをあらためて実感。

私は7月に金沢市内でおこなわれた「共通番号いらないネット」の白石孝さんの講演に2日続けて参加、計4時間ほど、マイナンバー(共通番号)制度の問題点、疑問点を聞かせてもらったが、それでも制度全体の課題を学ぼうとすると、とても時間が足りない。関連する本も3冊読んだがまだまだ具体的な対応などわからないこともいっぱいある。
今日は市役所で窓口対応をする市民課の説明ということで、制度の良し悪しではなく、市民の皆さんの疑問や不安にどんなふうに答えるのか知りたくて耳を傾ける。

さて、その内容は・・・難しい制度をできるだけわかりやすく話そうとしていることはわかるが、どうも参加者の知りたいこととズレがあるんだよなぁ。

質疑含めて1時間余りの学習会。
最後に「考える会」の会長でもある本地区の区長さんが「届いた通知カードはとにかく大事に保管しとくようにってことですね」とあいさつ。
市の説明はどうしても使う方の話に傾いていく。せっかく「便利な制度」が始まったんだから。
当面必要のないカードの申請の話もしなきゃいけない。
通知カードや個人番号カードを使ったら、その次はなくしたときのことを心配しなきゃいけない。

カードは「便利」だが手にするまでが面倒、無くしたらもっと面倒。一つひとつの手続きには印鑑がいる、身分証明証がいる、さらに代理人が手続きするならさらにあれも、これも・・・ということでマイナンバーの利便性より、不便性がよくわかる学習会だったかも。
その結論が最後の区長さんのあいさつだった。

今日の出前講座、マイナンバー(共通番号)制度の問題点や私たちが出来る安全対策、わかりやすく整理して発信する必要性を痛感。




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