北野進の活動日記

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憲法違反だ!安倍総理靖国参拝

2013-12-26 | 平和
今日の午前中、安倍首相が念願の靖国神社参拝を強行した。

中国、韓国はもちろんのこと、米国も「失望」とかつてない厳しい表現で批判した。
その一方で、マスコミの街頭インタビューでは「ついにやりましたか、首相個人の信念だからいいんじゃないですか」とか、周辺国との外交問題で賛否を論じる声が多くを占める。
各政党の声も紹介されるが、個人の信念か外交問題である。
唯一(私の見た範囲では)、政教分離に反し憲法違反と指摘したのは社民党・福島副党首だけだった。

本来、中国や韓国がダメというからやめるべきとか、日中関係、日韓関係を損ねるからやめるべきという問題ではない。
まして総理大臣の行為を個人の思想信条の次元で語るのはあまりにもお粗末。

日本国憲法20条に基づき、首相の靖国神社参拝は許されないのだ。
書かれたのは少し古く、小泉首相の参拝を批判したものだが、高橋哲也氏の「首相の『靖国』参拝 何が『問題』か」は安倍首相の参拝でもそのまま当てはまる。ぜひご一読いただきたい。

例え改憲への執念が人一倍強い安倍首相であろうとも、憲法尊重擁護義務を負う首相の立場である。
多くの国会議員の口からも憲法が一言も出てこない、マスコミお首相インタビューでも憲法違反を問う質問がでない。
日本国憲法が風前の灯となった一日を象徴するような靖国参拝報道である。

安倍首相は歴代総理の多くも参拝してきたではないかと開き直る。
しかし、わずか就任1年で戦争への道を一気に推し進めた安倍首相だけに、従来にも増して新たな戦争犠牲者の受け皿として靖国神社の存在がクローズアップされる。


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