珠洲市では市内12の小中学校すべてが県、市の研究指定を受け入ている。
秋は多くの学校で、奥能登教育事務所指導課の皆さん、珠洲市教育委員の皆さん、そして市内各学校からも数人ずつ参加し研究発表会が行われる。
今年度は6月から1月にかけて9校で13回が予定されている。
発表校はもちろんのこと、各学校からの参加もこれだけの数になると負担は小さくない。
加えて今日の全体の発表会である。
冬休み中であり、各学校から管理職はもちろんのこと全教職員が参加して開催される。
教育実践の成果を全体で共有することが目的として言われているが、重複して発表を聞く先生も多く、現場の不満は多い。。
このような取り組みは県内でも稀である。
多忙化や学力偏重の観点から、この間、このような取り組みについては批判してきた。
今日の発表会だけはこれまで参加したことがなかったので今回、私も初めて参加させてもらうことにした。
6校からの発表、そしてその他の6校は文書発表だ。
さらに「記述式問題を解く力を高める学習指導n在り方」をテーマに金大の加藤隆弘准教授をコーディネーターに、緑丘中と飯田小の先生がパネラーとなりパネルディスカッションがおこなわれる。
全体を通して「生きる力」を育む、「確かな学力」の向上という言葉が何回となく出てくる。
なるほど、こういう視点で「生きる力」が捉えられ、こういう工夫で「確かな学力」をつけようとしているのかと、先生らの日々の実践の苦労がわかって興味深く、それ以上に教育委員会が期待する授業実践が見えてきて私にとっては結構勉強になる。
疑問や批判的な感想がないわけではないが、そこはもう少し先にさせてもらうことにして、今日は貴重な機会をいただいたことに感謝。
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