北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長に注目を!

2015-11-27 | 活動報告
時折りみぞれが降る大荒れの天気の中、金沢で開かれた社民党北信越ブロック地方議員団会議へ。

   

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の取り組みを紹介する記念講演をぜひ聞きたいと思ったからだ。
講師は在日韓国研究所所長の金光男(キム・クァンナム)氏。

日本のマスコミでは朴槿恵政権に関する話題には事欠かないが、ソウル市政に関する報道はほとんどない。
新自由主義が世界を跋扈し格差と貧困を拡大させる中、ソウル市政はそれとは真逆の政策を展開し、わずか1期4年間の市政運営だがその実績はソウル市民のみならず、韓国国民の熱い視線を集めている。

私が朴元淳市長のことを初めて聞いたのは今年7月、共通番号(マイナンバー)制度の学習会の講師で金沢を訪れた白石孝さんからだ。白石さんは共通番号制度の問題点を伝えるため、日夜全国を駆け回っているが、実は「官製ワーキンンプア」の名付け親でもある。公務員の非正規労働拡大の問題点を指摘し、その解消を訴えているが、まさにいま、官製ワーキングプアの解消に向けた政策転換に取り組でいるのが朴元淳市長だ。

実はこの1カ月前、社会新報でも非正規の正規化を進めるソウル市政の取組みを紹介している。

   

社民党の訪韓団と朴元淳市長の橋渡し役を務めたのが今日の講師の金光男氏である。

今日の講演では職員の正規雇用化の取り組みだけではなく、新自由主義の流れに抗して、民主主義に最高価値を起き、人権や環境、教育、福祉、そして産業政策も含めた市政全般に新しい価値を提示し、次々と実績を残す朴元淳市政について報告を受けた。ソウル市政から学ぶこと、実に大きい。

地方行政から新たな社会像を提示している朴元淳市長は、2年後に行われる次期大統領選の候補に浮上している。
大統領となればおそらく米国追随の米韓関係も見直され、東アジアに新しい風が吹くこと間違いないだろう。
注目である。


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