北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

土手一面に萩の花

2013-10-07 | 珠洲、能登のお薦め
 


 萩の花が土手一面に咲いている杉山から大屋に抜ける広域農道。



 むか~し昔の珠洲原発の計画当初から計画されていた農道で、当時の予定では中部電力の原発予定地・寺家まで延びることになっていたことから原発道路だとも言われていた。
 その後、公共事業の予算見直しに翻弄され、ルートも二転三転、いまだに途中は切れたままである。
 確かに通行量は多くはないが、林道のような県道が走っていた杉山‐大屋間は行き来しやすくなり、大屋の皆さんにとっては飯田方面に出るのはずいぶん楽になった。



 その昔、タヌキやムジナがでるようなところには原発でも持っていけ(正確な表現は忘れてしまった)といったようなことを言った県幹部がいたが、その当時はいなかったイノシシが能登半島を北上し、数年前から珠洲でも被害が出始めた。
 この大屋地区でも昨年は被害があり、今年は電気柵でイノシシ対策である。


 おかげでこの水田は、近くまでイノシシが来ていたようだが今年は被害がなかったとのこと。
 しかし、少し離れたところで少し被害が出たという。  

 珠洲のイノシシは、白山麓から金沢の山間部を経由し、能登に入ってきたものだ。
 金沢が先輩なので、当然ながらイノシシが出るからド田舎だとバカにする声はないが、警戒心が強いイノシシは、人気の少ないところに出てくるのも間違いない。
 ぜひきれいな萩の花を見にあちこちから人が来てほしいが、賢いイノシシは人が帰った後に出てくる。
 当分はイノシシと人間の知恵比べである。


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