北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

身近な戦争体験談

2013-08-07 | 平和
 今月に入ってはや珠洲‐金沢3往復。
 珠洲にいる時間は、議会報告9号をもってあちこち伺い、夕方は県教組珠洲支部の分会訪問。さらに空いた時間で家の周りの草刈りや畑の野菜の手入れである。
 
 今日は一日珠洲市内なので汗を拭きふき、ご無沙汰続きの家を回る。
 「北野さん、6月議会終わったんにまだ議会報告もってこん。今回はおそいなぁ」とあるところで言っていたというTさん宅も伺う。

 いつも身近な話題から市政への提案などいろんな話を聞かせてくれるが、今日はしばらくするとTさんの知人の近所のおじいさんがやってきた。

 昨日の原爆の日の話から、敗戦後、戦地から帰ってきて焼け野原の広島のまちを列車で通ったぞと68年前の話になる。
 海軍で南方に言っていたそうだが、最後は乗っていた船が魚雷に攻撃され前方が大破。船は沈まなかったが多くの乗員が命を落としたという。

 人間の体の柔らかいとこが吹っ飛ぶんや。
 そのままにしとくわけにいかんから生き残ったわしら、手やら足やらどれが誰のかもわからんけど、とにかく拾うて集めて袋に入れて、大砲の弾と一緒に縛って海に沈めたわ。
 あほな戦争やったもんや。

 Tさんのお父さんも満蒙開拓団で亡くなったという。死因は栄養失調。

 さらに今の政治に話は移る。
 自民党はまたおかしなこと言うとるがでないか。戦争なんかとんでもないぞ。

 私も、小松基地のF15がいまアラスカに行って米軍などと地上攻撃の合同演習をやっていることを話す。
 
 Tさん宅まで危ない足取りでやってきたおじさんだが、再び戦争への道を突き進もうとする自民党政権の話になると、行く末が心配でならなと、徐々に話が熱を帯びてくる。

 明後日は長崎の原爆の日、そして間もなく15日を迎える。

 8月や 6日 9日 15日 

 一年中、平和の危機、戦争準備の話題には事欠かない政局が続いているが、安倍政権が集団的自衛権容認に向かって大きく舵を切ろうとしているこの8月は、特に戦争体験にしっかり耳を傾け、平和について語り合わなければならない。

    北國新聞(8月7日)
  

 いずれにしてもアラスカで敵基地攻撃のための合同演習を行う仲。
 違いは・・・
 ◇安倍首相は「私の内閣で新防衛計画を見直し、自衛隊が海外で戦争できるようにしました」という手柄話にしたい。
 ◇米政府は、こっそりと一緒に戦争する準備を進めていきたい。
 ということか。


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