今晩の「鶴瓶の家族に乾杯」。
ゲストは又吉で上関原発の予定地上関町に行くという。
まさか反対運動の拠点「祝島」には行かないんだろうと思ってたらなんといきなり祝島に直行。
祝島の集落の目の前、対岸が上関原発の予定地である(赤丸で囲ったあたり)。
祝島は15年前に一度訪問し、珠洲原発反対のたたかいを報告させてもらったことがある。
港に着くと真っ先に目に入ったのは祝島漁協の原発反対の看板。
今日の番組に映った漁協にはこの看板はなくなっていた。
だけど原発反対の看板の右下のこの短歌が記された看板はかすかに映っていた。
上関町は、今日の番組でも紹介されていたが、かつてのNHK朝ドラ「鳩子の海」の舞台だ。
この祝島、私が訪れた2004年当時、高齢化率は50%を超え、もしかして60%を超えていたかも。
対話集会に参加していただいた約150人の島の皆さんの大半がお年寄りだった(上写真)。
島民の実に9割が原発反対と言われ、毎週月曜日の夕方には原発反対のデモ行進が続けられている。
1982年に浮上した原発計画、この皆さんが元気なうちに撤回されてほしいと願ったが、3.11を経てもいまだに中国電力は計画を断念していない。
そんな祝島だが、今日の番組をみて何より驚いたのはたくさんの移住者、そして若者。
収録がG.W.中で、帰省してきた若者もいたが、北海道や東京からという移住者が次々登場。
子どもたちの姿もいっぱい。
私が訪れたときは休校中だった祝島小学校ももしかしたら再開されたかも。
祝島は私が訪れて以降の15年で大きく変わっている。
元気な若い人に加え、私も集落を散策しながら注目していた練塀もいっぱい登場。
万葉の時代からの島の魅力も紹介された。
「上関原発を建てさせない祝島島民の会」のHPにも今日の番組が紹介されている。
このページの最後にはこのように記載されている。
「とかく、祝島や上関町は主に原発問題でメディアや町外の皆様には取り上げられたり関心を持たれる事が多いのですが元来、色々な面で魅力の多い島や町である、という事を皆様に感じて頂ければ幸いに思います。」
又吉の思いもここにあったか。
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