能登学舎で開かれた能登里山里海マイスターネットワーク主催のイノシシカフェに参加。
イノシシ料理を食べるカフェではありません(^^ゞ
お茶しながらイノシシ対策のボードゲームをしたり、イノシシ対策の最前線の話を聞いて、イノシシのこと、環境のこと、地域のことをみんなで楽しく考える「カフェ」です。
鳥獣対策ボードゲームを開発した今井修先生のお話。
なるほどそうだったんだという話もいっぱい。
ちなみに今井先生はイノシシが専門ではなく地図の研究者とのこと。
イノシシの生態については思い込みや勘違い情報もいっぱい出回っている。
そもそも能登には10年ほど前に初めてイノシシがやってきたものと思っていたが、実は江戸時代にもいて、当時の住民は対策をとって追い出したそうな。
文献にも登場している(こちらを参照)。
さて、イノシシ役、ハンター役、住民役に分かれ鳥獣対策ボードゲーム開始。
小学生でもできる単純なゲームだが、住民とハンターは相談しながらイノシシを居場所を探り、追い詰め、捕獲を狙う。
イノシシは餌にありつきながら、逃げ回ることができるかどうか。じっとしていれば見つからないが、餌にもあり付けず餓死してしまう。
囲碁や将棋のようになかなか奥が深そうだ。
碁盤でなく実際のマップ上で対決するところがまたリアル。
私は最初イノシシ役をやり、けもの道を使って山間部を素早く移動し、逃げ回る楽しさを実感。
しかしまちの中に入り込む勇気はなく、いずれは餓死か(^^ゞ
このゲームが上達しても、イノシシ捕獲技術を会得できるわけではない。
しかし、地域ぐるみの対策、コミュニケーション、まさにチームワークがいかに大切かとということは実によくわかる。
ゲームと科学で答えのない課題解決に挑む、なかなか楽しい手法だ。
表題の「イノシシドン!」はこのゲームの中でみんなで使うかけ声。
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