北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

今日から原水禁世界大会広島大会

2011-08-04 | 雑感
 8月6日、9日を前に暑さ復活。今年もやはり暑い、熱い原水禁世界大会になりそうだ。

 原水禁世界大会は広島大会が8月4~6日、長崎大会は7~9日の日程で開催される。 原水禁運動は二度とヒバクシャを生み出さないということを原点に、核廃絶、ヒバクシャ援護、脱原発を訴えてきた。

 私は昨年まで原水禁石川県民会議の事務局と原水禁日本国民会議の常任委員を務めていた関係で2004年は広島大会、2005年~2010年までは広島・長崎両大会に続けて参加させてもらった。

 当初はタイガースになぞらえて「死のロードだ」などと冗談を言ってたが、だんだん事務局としての要領もわかり、この6日間、しっかり勉強し、またたくさんの人たちと交流することができた。

 8月6日のヒロシマ、8月9日のナガサキを、それぞれ爆心地で迎え、国内外の平和運動に取り組む人たちと交流する意義は実に大きなものがある。

 昨年の大会はオバマ大統領の核のない世界を目指すという発言を受けて核廃絶への機運が高まる中での大会だった。

 今年は福島第一原発の事故を受けてどんな大会になるのか、事前の準備状況など聞いていないが、いろんな意味で楽しみである。

 今日の広島大会開会集会、そして7日の長崎大会開会集会は被曝60年の2005年から原水禁・連合・核禁会議の共同開催となっている。
 核廃絶への機運をさらに大きく盛り上げようとの狙いだが、脱原発や平和に関する一致できない課題には触れられなくなってしまった。

 今年の連合会長挨拶はどうなるのだろうか。福島に触れないまま終わったら会場から野次が飛ぶことまちがいないだろう。

 8月6日の広島市の平和記念式典にも参加してきたが、今年の菅総理の挨拶も、原発政策で世界にどのようなメッセージを発するのか注目である。

 これまで核の平和利用を容認していた被爆者団体の方針転換も注目される。

 また、原水禁とは別組織となるが、原水協(共産党系)も従来は平和利用を認めていたので、広島・長崎は核廃絶と被爆者援護しか訴えていなかった。今年はどのような方針転換を打ち出すか。

 いずれにしても、被曝66年。大きな節目の大会となることは間違いない。
 
 今年は久々にこの時期、珠洲で過ごすことになるが、まだなんとなく心はヒロシマ・ナガサキである。
 


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