北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

やっぱり大飯直下に活断層!ただちに停止を!

2012-11-05 | 脱原発
 4日に開かれた大飯原発断層調査団の評価会合で渡辺満久教授はF-6は活断層だ」と断言。これに対して立命館大学の岡田篤正教授が「地すべりの可能性もありここで結論を出すことは危険」と主張。
 2日に調査に入った規制委員会の島崎委員は「12万~13万年前以降に動いたことが確認さた。ズレの原因は、活断層によると考えても矛盾はない」としつつも「地すべりの可能性もある」として、7日に関電の言い分を聞く方針を示した。
 
 岡田教授は地すべりの可能性を主張しつつも、活断層の可能性を否定しきれないのならば、最大限譲っても結論はグレーである。「危険」」とは何をさしてのことか不明であるが、動かし続けること自体が危険であることは論を待たない。

 となみに「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引き」(平成22年12月20日)によれば、

1.3 耐震設計上考慮する活断層の認定
(1)耐震設計上考慮する活断層の認定については、調査結果の精度や信頼性を考慮し安全側の判断を行うこと。・・・(略)

(2)後期更新世以降の累積的な地殻変動が否定できず、適切な地殻変動モデルによっても、断層運動が原因であることが否定できない場合には、これらの原因となる耐震設計上考慮する活断層を適切に想定すること。
 
 
 手引きに従えば、大飯はもはや動かせない。

 関電の「12~13万年前以降に動いていない」という主張は覆ったわけで、いまさら関電も言い分を聞いてどうしようというのか。

 活断層の可能性が否定できなくても、そうではない可能性もあるという主張を受け入れて、「どっちもありかも。電力の言い分も聞いてみよう」となり、何を聞くのかしらないがこれで運転継続という前例をつくってしまったら、志賀の再稼働阻止のたたかいにも確実に影響してくる。
 「活断層じゃない可能性もあるじゃないか!」と暴れる委員を一人確保すれば運転再開の道が開けるとなればとんでもないことになる。

 大飯原発の即時停止を求めて緊急署名が呼びかけられている。
 ぜひご協力を!

 緊急55時間署名★大飯原発の即時停止を求める緊急署名 


1 コメント

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F-6活断層の根拠はこちらから (北野)
2012-11-05 13:02:26
渡辺満久教授の主張の根拠はこちらをご覧ください。
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/ooi_hasaitai/data/0002_14.pdf
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