北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

”安全基準なくば再稼動なし”

2012-03-08 | 脱原発
 NHKが谷本知事へのぶら下がり取材の内容を報道。(他社は報じてないような・・)

 従来から、議会答弁などで再稼働の条件について語ってきているが、福島第一原発の事故の検証をもとに国が原発の新たな安全基準を示すまでは志賀原発の再稼動を認めないとうところまで踏み込んだのは初めてではないか(きわめて当然の話だが)。
 ストレステストはもちろん、北電が行う小手先の津波対策ではダメということだ。

(今日のNHKの報道より)
 石川県の谷本知事は「福島の事故を踏まえて国は責任を持って安全基準を示すべきだ」と述べ東京電力福島第一原子力発電所の事故の検証をもとに国が原発の新たな安全基準を示すまでは志賀町にある志賀原発の再稼動を認めない考えを示しました。
谷本知事は、原子力事故に備えた防災対策を重点的に充実すべき地域を、原発からおおむね30キロ圏内まで広げる国の方針について「30キロだけ決めてほったらかしであとは何も見えてこないのは問題だ」と述べ、国が早く詳細な防災指針を示すべきだとの考えを示しました。
その上で谷本知事は「防災指針の前に、福島の事故を踏まえて国は責任を持って原発の安全基準を見直すべきだ。福井の知事も言っているが、安全基準が決まらないから再稼働のゴーサインが出せない」と述べ福島第一原発の事故の検証をもとに国が原発の新たな安全基準を示すまでは志賀原発の再稼動を認めない考えを示しました。
また、県が、志賀町や北陸電力と結んでいる事故時の通報や原発への立ち入り調査などについて定めた「安全協定」への正式な参加を志賀町に隣接する七尾市と羽咋市、中能登町が求めていることについて谷本知事は、「県は北陸電力との話し合いの場をお膳立てし、北陸電力は『新たな協定を結んでも良い』と返事をした。その返事を保留しておいて、県に『もっと協議に参加を』というのでは県の出先機関みたいなものだ。2市1町がそれに対してどう回答するのかだ」と述べ、県として北陸電力に働きかける考えのないことを明らかにしました。


参考までにこれまでの再稼働についての谷本知事の見解 
(2011年9月県議会 盛本県議の質問に対する答弁)
 
 次に、原発についての御質問がございましたが、申し上げるまでもなく原発の運転には安全確保と住民理解が大前提であります。これまでも国に対して今回の福島での事故の早期の原因究明、抜本的な安全対策の徹底などを強く求めておりまして、北陸電力に対しては地元の理解を得ながら各種の安全対策に全社を挙げて取り組むよう求めてきたところであります。
 国においては福島第一原子力発電所の事故を踏まえまして、同様の事故が発生しないよう三月三十日に各電力会社に非常用電源の確保、冷却機能を確保するための緊急安全対策を指示をし、その後、水素爆発のような過酷事故に至らせないための対策も指示をし、各電力会社の対応を確認をしておられるようであります。さらに先般、国においては原子力発電所のさらなる安全性の向上と安全性についての国民、住民の方々の安心、信頼を確保するため、各電気事業者にストレステストの実施を指示をされたところでもございます。国のほうでは原子力安全・保安院と原子力安全委員会による評価、確認に加えて国際原子力機関の再評価を行い三段階評価とすることや、再稼働について最終的に総理大臣以下四閣僚が判断するに当たっての基準をつくることも検討しておられるやに聞いておるわけであります。また先日、野田総理は所信表明で「安全性を徹底的に検証、確認された原発については地元自治体との信頼関係を構築することを大前提として定期検査後の再稼働を進める」と、こう述べておられますように今後国としての責任ある対応がなされていくものと考えておりますが、まずは再稼働について国が具体的にどう考え判断をされていくのか十分見きわめていく必要があると、このように考えておる次第であります。


1 コメント

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まりこ (mariko789w@yahoo.co.jp)
2012-03-09 12:52:24
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