ほとんどの職業には新入社員の研修や育成の仕組みがある。業種によっては相当期間の修行が求められるものもある。
ところが議員にはそのような機会はない。
珠洲市議会の場合も半日の新人議員の説明会だけであった。議長や事務局にお願いし、市内施設の視察も入れてもらったがそこまでである。
あとは新人議員であろうがベテラン議員であろうが同じように一人前の議員として扱われていく。
選挙で受かった議員は、当選何期であろうが議員としては平等が建前であるから当然かもしれない。しかし、もちろんこれでいいのかという議論もあることはある。
「『議員力』のススメ」という本がある(発行:ぎょうせい 廣瀬克哉著)。
この中で議員というのはどのように育成されるのか、非常にわかりやすく書かれている。
当選すれば一人前の議員として地域の要望を行政につなぐパイプ役を求められる。その要望を実現する中で行政との間に「貸し借り」関係をつくり、議会内ではベテラン議員の活動を見ながら、周囲に合わせて行動し、徐々に議会内でのふるまい方を身につけていく。これが一般的な議員「育成」の実態となっている。
こうして、なぜそうなっているのか、本来どうあるべきかを考えないまま、既存の議会にどっぷり漬かった議員活動のスタイルを身につけてしまう(内容を北野要約)。
民間企業ではとても生き残れないが、こういう議員の集団としての議会が、どことは言わないがあちこちにあると言われれば、なるほど~と納得する人も多いのではないだろうか。
もちろん、これではいけないという信念をもって議会を変えようと努力している議員も全国各地にいる。そして、そのニーズに応えようと、議員対象(新人に限ったものではない)の様々な研修会の類のチラシも次々と届く。
どれも参加すればもちろん勉強になるだろうが、日程の関係あり、お金の関係ありでなかなか行けるものでもない。
私は、20年来の付き合いの全国各地の市民派議員が集まった自治体議員政策情報センター主催の全国政策研究集会(8月・米子市)に参加する予定にしているが、もう一つ、10月に青森市内で開催される全国市議会議長会主催の研究フォーラムにも是非参加したいと思っている。
内容が充実していることはもちろんだが、青森なら寝台特急日本海で往復できるので、時間、お金ともに案外節約できる。
もっともこのフォーラム、全国の自治体議員から人気が高く、希望しても参加できるとは限らないそうだ。
一昨年は金沢市の観光会館(現・歌劇座)大ホールを会場として開催され、全国から大勢の自治体議員が参加していたが、申込みが少し遅れればキャンセル待ちだと参加した議員から聞いた。
今回は青森市内での開催で定員は2400人。
20日(月)午前9時30分メールで受付開始。
「受付開始前に送信されたものはいっさい受け付けません」という注意書きまである。
さて、希望かなって参加できるかどうか。
ところが議員にはそのような機会はない。
珠洲市議会の場合も半日の新人議員の説明会だけであった。議長や事務局にお願いし、市内施設の視察も入れてもらったがそこまでである。
あとは新人議員であろうがベテラン議員であろうが同じように一人前の議員として扱われていく。
選挙で受かった議員は、当選何期であろうが議員としては平等が建前であるから当然かもしれない。しかし、もちろんこれでいいのかという議論もあることはある。
「『議員力』のススメ」という本がある(発行:ぎょうせい 廣瀬克哉著)。
この中で議員というのはどのように育成されるのか、非常にわかりやすく書かれている。
当選すれば一人前の議員として地域の要望を行政につなぐパイプ役を求められる。その要望を実現する中で行政との間に「貸し借り」関係をつくり、議会内ではベテラン議員の活動を見ながら、周囲に合わせて行動し、徐々に議会内でのふるまい方を身につけていく。これが一般的な議員「育成」の実態となっている。
こうして、なぜそうなっているのか、本来どうあるべきかを考えないまま、既存の議会にどっぷり漬かった議員活動のスタイルを身につけてしまう(内容を北野要約)。
民間企業ではとても生き残れないが、こういう議員の集団としての議会が、どことは言わないがあちこちにあると言われれば、なるほど~と納得する人も多いのではないだろうか。
もちろん、これではいけないという信念をもって議会を変えようと努力している議員も全国各地にいる。そして、そのニーズに応えようと、議員対象(新人に限ったものではない)の様々な研修会の類のチラシも次々と届く。
どれも参加すればもちろん勉強になるだろうが、日程の関係あり、お金の関係ありでなかなか行けるものでもない。
私は、20年来の付き合いの全国各地の市民派議員が集まった自治体議員政策情報センター主催の全国政策研究集会(8月・米子市)に参加する予定にしているが、もう一つ、10月に青森市内で開催される全国市議会議長会主催の研究フォーラムにも是非参加したいと思っている。
内容が充実していることはもちろんだが、青森なら寝台特急日本海で往復できるので、時間、お金ともに案外節約できる。
もっともこのフォーラム、全国の自治体議員から人気が高く、希望しても参加できるとは限らないそうだ。
一昨年は金沢市の観光会館(現・歌劇座)大ホールを会場として開催され、全国から大勢の自治体議員が参加していたが、申込みが少し遅れればキャンセル待ちだと参加した議員から聞いた。
今回は青森市内での開催で定員は2400人。
20日(月)午前9時30分メールで受付開始。
「受付開始前に送信されたものはいっさい受け付けません」という注意書きまである。
さて、希望かなって参加できるかどうか。
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