「志賀原発を廃炉に!訴訟」原告団と石川県平和運動センターは、東洋大の渡辺満久教授の記者会見を設けた。
渡辺教授から昨日の講演の核心部分でもある①富来川南岸断層が活断層であること、②北陸電力は富来川南岸断層が活断層であることを否定し、国は断層を3つ(主断層、副断層、弱面)に分類しようとしている。この狙いはS-1を弱面として、廃炉を避けることにある、③富来川南岸断層は主断層、S-1、S-6は副断層。いずれも活断層であることは明らかである、という見解について改めて説明がある。
これに対し報道各社のみなさんから、北陸電力がおこなう再調査や今後の国のチェック体制の在り方、北電の富来川南岸断層やS-1断層に対する北陸電力の主張に対する見解などについて活発な質問が飛び交う。
昨日の講演会、その後の懇親会、そして今日の記者会見に同席し、私自身もおおいに勉強させてもらった。
活断層の専門家である変動地形学の研究者を排除する中で進められてきた国の地震・津波対策は、素人判断でしかなかったのである。
これは20数年前の1号機の立地審査の時だけの話ではない。今現在も変わらないのである。しかも、地震・津波専門委員会の委員で電力会社と関係のない人は一人だけしかいないという。
そんな中で、富来川南岸断層と原発直下の断層の再調査がおこなわれている。結論は推して知るべしである。
この間、私たちは国や電力の動きに対して懐疑的、批判的な視点で臨んできたが、最後の詰めが甘かったのも事実である。今回の渡辺教授の講演等で、私たちは目の前に立ちはだかっていた偽専門家の壁を打ち砕く鍵をたくさんもらうことができたように思う。
渡辺教授から昨日の講演の核心部分でもある①富来川南岸断層が活断層であること、②北陸電力は富来川南岸断層が活断層であることを否定し、国は断層を3つ(主断層、副断層、弱面)に分類しようとしている。この狙いはS-1を弱面として、廃炉を避けることにある、③富来川南岸断層は主断層、S-1、S-6は副断層。いずれも活断層であることは明らかである、という見解について改めて説明がある。
これに対し報道各社のみなさんから、北陸電力がおこなう再調査や今後の国のチェック体制の在り方、北電の富来川南岸断層やS-1断層に対する北陸電力の主張に対する見解などについて活発な質問が飛び交う。
昨日の講演会、その後の懇親会、そして今日の記者会見に同席し、私自身もおおいに勉強させてもらった。
活断層の専門家である変動地形学の研究者を排除する中で進められてきた国の地震・津波対策は、素人判断でしかなかったのである。
これは20数年前の1号機の立地審査の時だけの話ではない。今現在も変わらないのである。しかも、地震・津波専門委員会の委員で電力会社と関係のない人は一人だけしかいないという。
そんな中で、富来川南岸断層と原発直下の断層の再調査がおこなわれている。結論は推して知るべしである。
この間、私たちは国や電力の動きに対して懐疑的、批判的な視点で臨んできたが、最後の詰めが甘かったのも事実である。今回の渡辺教授の講演等で、私たちは目の前に立ちはだかっていた偽専門家の壁を打ち砕く鍵をたくさんもらうことができたように思う。
(北陸中日新聞 9月2日)
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