先月で10歳になったニャゴ。そろそろネコ年齢の中年である。
毎日まいにち、何の仕事があるというわけではないが、食べることに関しては小さな脳みそを働かせ、ない知恵を絞り続ける。
子猫の頃は、キャットフードを入れる皿が空になると、皿の前に行儀よく座ってこちらを目をじっと見つめた。
なんともかわいいアピールに、ついついエサを入れてあげたものだ。
そのうち、こちらが無視しはじめると、蚊の鳴くような声で「にゃん」とアピールしはじめた。
なんともひもじそうな声に同情し、「今日、何回目のメシだ・・」と思いつつも、ついついエサをいれてやったものだ。
あるとき、皿に少ししかエサがない状態で一日中留守番をさせられてからは、常に大盛り状態を要求するようになった。
「にゃん!」と鳴いて、大盛りにしてもらうと安心して遊びに出かけるのである。
「にゃん!」・・・「にゃん!」・・・・・「にゃん!」・・・・・・・・
「エサ、ちゃんと入っとるぞ」とときどき無視してテレビを見続ける。
最初はあきらめ、いじけたようにどこかへ行ってしまったが、、最近、テレビの前に立ちはだかることを覚えた。
話してわからないのなら、実力行使である。
生きるため、ネコなりに少しずつ知恵をつけるものだと私は感心し、エサを入れてやることにしているが、娘は「誰に似たか、ニャゴも中年のオバサンになって図々しくなってきた」という。
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