ネコと人間の関係については多くの研究がある。
世間のネコ愛好家も多くのことを語っている。
犬と違って「猫は人間を家来か、手下だと思ってる」という説は、全くその通りだと思う。
うちのニャゴも餌が欲しくなれば「ニャン!」と鳴いて見つめるだけ。
たまに無視するとテレビの画面の前に座って実力行使である。
外出したくなれば戸の前に座るだけでOK。
家に入りたくなれば、網戸をよじ登って「入れろ!」とアピールする。
そんなニャゴに大きな転機が訪れた。
うちに仮住まいの同居人こうちゃんがやってきたのである。
寒い時期なのに食事以外の時間はほとんど外で過ごす。
たまに入って来ても暖房のない部屋に行って丸まっている。
餌を食べに来ても入り口から餌の入ったトレイの間にこうちゃんが寝ていると、ぐるりと遠回りである。
警戒するというより遠慮しまくりで、見ていて気の毒なくらいである。
そんなニャゴに次の変化見られたのは40~50日経った頃か。
同じ部屋で過ごす時間が長くなり、平気で近寄ったり、布団の足元あたりで一緒に寝たりする。
ようやく慣れてきたのかなと思っていたが、どうも違うのではないかというのがタイトルの「一考察」である。
「猫は、より小さいものがエライ(大切にされるべき)と思っている」
ニャゴの体重は約4キロ。
対するこうちゃんは、うちにやってきたときは約3キロ。
ニャゴは自分よりエライ者がやってきたと認識し、日々遠慮しまくりの生活を送った。
ところがこうちゃんも1カ月を過ぎ、体重は4キロを超え、2カ月近くになると5キロを超えるに至った。
もはや見た目にもこうちゃんの方が大きい。
ニャゴは再びうちで一番小さくなり「ご主人さま」復活である。
猫は人間を人間と認識せず、自分よりでっかい猫だと認識しているという説もあるそうだが、基本的にはこれに近い。
ニャゴはこうちゃんを自分より小さい猫だと認識し、こうちゃんが一番大切にされるべきと考えたのではないか。
※ネズミやモグラ、野鳥などは自分より小さいが同類とは認識せず、餌と認識している。
以上、「猫は・・・」と普遍化するほどの話ではなく、単なるニャゴの観察日記でした<(_ _)>
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