今日の夕方4時頃、輪島市美谷町のクリーンセンターに試験焼却用の宮古市の震災がれきが搬入された。こちら参照
明日の試験焼却を阻止する手立てはなく、輪島市は試験焼却をクリアすることになる。
私は以前から輪島市のがれき受入問題は被災地支援ではなく輪島市の財政問題だと言ってきた。
昨日も紹介したように受け入れを検討しただけでも復興予算の廃棄物処理施設整備費が交付されている。今回の試験焼却で、一般財源を充てていたクリーンセンター改修費(バグフィルター交換等)7,000万円が国から交付されることは間違いないだろう。
梶市長はこの間、震災がれきの受け入れは能登半島地震の恩返しといいつつ、その一方で美谷、光浦の人に対してはせめて試験焼却だけでも、と訴えてきた。
その真意は、試験焼却をクリアできれば本格焼却へ突き進めるということか、試験焼却までできれば受入を訴えてきた自分のメンツが保てるということか、あるいは試験焼却できれば国から交付金が交付されるということか、いずれの思いによる発言かはわからない。
私は施設改修費が最大の狙いだと見るが、さらに本格焼却に踏み込めれば、さらに焼却の実費だけでなく管理費などで市の財政はさらに潤うことになる。
さらにお金が絡む話を加えると、産業廃棄物処分場建設への弾みにしょうとしているのではないかとも思われる。
いずれにしても梶市長にとっては大きなハードルをクリアしたことは間違いない。
しかしその代償が大きいことも忘れてはならない。
大震災を非常時として協定書を無視を堂々と実現してしまった。今後、輪島市と市民との約束事は、条例も含め市長の意思でいつ反故にされるわからない。行政の信頼が大きく失墜してしまった。
さらに今日の急転直下の受け入れ劇である。昨日の美谷町の臨時の寄合でも、そして今朝の集まりでも、たとえ試験焼却のための搬入であっても阻止する方針が確認されていた。見張りも数箇所に分かれて担当も決められた。それが一転、阻止行動直前の方針転換である。
今にして思えば、着々と準備は進められていたことがわかる。
受入反対で結束していると思われた美谷町の住民を市長は見事に分断することに「成功」したのである。住民の間に分断と対立、不信感を持ち込んでまで実現しなければならない政策とはなんなのか。
協定無視の独裁政治も怖ろしいが、住民の輪を壊す政治も怖ろしい。
今後、試験焼却の結果を公表し、本格焼却への申し入れとなる。
能登半島地震の恩返しを訴えてきた梶市長は、ここで簡単にあきらめましたとは言えない。
一方、美谷町は試験焼却を巡っては結果的に意見が割れたが、それ以上はなし、は総意である。震災がれき問題は年を越してしまった。
さて、いまさらという感が否めないが今日の行動から。
7日に仮置き場に持ち込んだ際、コンテナから降ろしていたので、今度はどの車で搬入されるかわからない。ということで仮置き場となっていた門前町道下の門前生活環境の施設を見に行く。
午後1時半ごろ、輪島市と門前生活環境のごみ収集車各1台にがれきを積み始める。
作業は手作業。ネットでできた籠に入れているがれきを収集車に入れていく。
3時過ぎ出発。車のナンバーを連絡。
後ろに着いて美谷町へ。
吹雪の中、阻止行動をするにあたって到着時間の予想は大事だと思い遂次連絡を入れたが結果的にムダな作業だった。
がれきを積んだごみ収集車がクリーンセンター到着後、美谷町の立壁区長が副市長に搬入反対の申入書を渡す。当然その後、参加した美谷の皆さんとピケを張るのかと思ったら、さあどうぞ!とばかりに道を開けてしまったのには唖然。
「石川の里山里海、子どもたちの未来を放射能から守る会」のメンバーには「自分たちだけでやるからこなくていい」とのことで、どうもおかしいと思ったら、方針転換を見られたくなかったということか。
この中にも直前の方針転換を知らず、がれきの搬入を許すことに驚く住民も。
直前の方針転換に怒り、セレモニー的な搬入反対の行動には参加しなかった住民もいる。
明日の試験焼却を阻止する手立てはなく、輪島市は試験焼却をクリアすることになる。
私は以前から輪島市のがれき受入問題は被災地支援ではなく輪島市の財政問題だと言ってきた。
昨日も紹介したように受け入れを検討しただけでも復興予算の廃棄物処理施設整備費が交付されている。今回の試験焼却で、一般財源を充てていたクリーンセンター改修費(バグフィルター交換等)7,000万円が国から交付されることは間違いないだろう。
梶市長はこの間、震災がれきの受け入れは能登半島地震の恩返しといいつつ、その一方で美谷、光浦の人に対してはせめて試験焼却だけでも、と訴えてきた。
その真意は、試験焼却をクリアできれば本格焼却へ突き進めるということか、試験焼却までできれば受入を訴えてきた自分のメンツが保てるということか、あるいは試験焼却できれば国から交付金が交付されるということか、いずれの思いによる発言かはわからない。
私は施設改修費が最大の狙いだと見るが、さらに本格焼却に踏み込めれば、さらに焼却の実費だけでなく管理費などで市の財政はさらに潤うことになる。
さらにお金が絡む話を加えると、産業廃棄物処分場建設への弾みにしょうとしているのではないかとも思われる。
いずれにしても梶市長にとっては大きなハードルをクリアしたことは間違いない。
しかしその代償が大きいことも忘れてはならない。
大震災を非常時として協定書を無視を堂々と実現してしまった。今後、輪島市と市民との約束事は、条例も含め市長の意思でいつ反故にされるわからない。行政の信頼が大きく失墜してしまった。
さらに今日の急転直下の受け入れ劇である。昨日の美谷町の臨時の寄合でも、そして今朝の集まりでも、たとえ試験焼却のための搬入であっても阻止する方針が確認されていた。見張りも数箇所に分かれて担当も決められた。それが一転、阻止行動直前の方針転換である。
今にして思えば、着々と準備は進められていたことがわかる。
受入反対で結束していると思われた美谷町の住民を市長は見事に分断することに「成功」したのである。住民の間に分断と対立、不信感を持ち込んでまで実現しなければならない政策とはなんなのか。
協定無視の独裁政治も怖ろしいが、住民の輪を壊す政治も怖ろしい。
今後、試験焼却の結果を公表し、本格焼却への申し入れとなる。
能登半島地震の恩返しを訴えてきた梶市長は、ここで簡単にあきらめましたとは言えない。
一方、美谷町は試験焼却を巡っては結果的に意見が割れたが、それ以上はなし、は総意である。震災がれき問題は年を越してしまった。
さて、いまさらという感が否めないが今日の行動から。
7日に仮置き場に持ち込んだ際、コンテナから降ろしていたので、今度はどの車で搬入されるかわからない。ということで仮置き場となっていた門前町道下の門前生活環境の施設を見に行く。
午後1時半ごろ、輪島市と門前生活環境のごみ収集車各1台にがれきを積み始める。
作業は手作業。ネットでできた籠に入れているがれきを収集車に入れていく。
3時過ぎ出発。車のナンバーを連絡。
後ろに着いて美谷町へ。
吹雪の中、阻止行動をするにあたって到着時間の予想は大事だと思い遂次連絡を入れたが結果的にムダな作業だった。
がれきを積んだごみ収集車がクリーンセンター到着後、美谷町の立壁区長が副市長に搬入反対の申入書を渡す。当然その後、参加した美谷の皆さんとピケを張るのかと思ったら、さあどうぞ!とばかりに道を開けてしまったのには唖然。
「石川の里山里海、子どもたちの未来を放射能から守る会」のメンバーには「自分たちだけでやるからこなくていい」とのことで、どうもおかしいと思ったら、方針転換を見られたくなかったということか。
この中にも直前の方針転換を知らず、がれきの搬入を許すことに驚く住民も。
直前の方針転換に怒り、セレモニー的な搬入反対の行動には参加しなかった住民もいる。
長い間美谷町の震災がれき受け入れ反対に協力していただいたのにこんな結果になって大変申し訳なく思っています。大変恐縮した電話でした。
きっと本人も納得いかなかったのでしょう。
折角、みんなで話し合って積み上げてきた信頼関係
今まではなんだったの?と自問自答しているようでした。
美谷町の皆さんは今夜は今日の結果を踏まえいろいろな考えを抱きながら過ごしていることでしょう。
http://www.pref.osaka.jp/shigenjunkan/haikibutukouikishori/maishima_shiken.html
http://www.toyama-kouiki.jp/info/clean/post_76.html
受け入れ反対運動は何のためなのでしょうか?
県外から市役所に「抗議」電話をかけ続け、ブログなどで自慢ている人もいるようです。
外部の反対運動が地元の分断を生まないように、県内の活動家の方は配慮してほしいと思います。
・・・・本性がでましたね
誰を何から守る会なのか ・・・
あきれるばかりです。
東日本大震災から一年が過ぎました。地震と津波による死者・行方不明者が18,997人という未曽有の大災害は、福島第一原子力発電所の大事故とともに、今なお人々の心と生活に大きな影を落としています。改めて被災者の皆さま方に心からお見舞い申し上げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
震災から一年後となる、今年の3月11日前後、テレビの画面に繰り返し映し出されたのは、膨大ながれきの山と、その前に呆然と立ちすくむ被災者の姿でした。これを視聴した多くの人々の心には、「何とか自分達の町でもこのがれき処理を引き受けて早期処理に協力できないか」という、同胞としての優しい思いと共感が生まれたものと思います。
政府は、岩手県・宮城県の震災がれき約2,045万トンのうち、20%に相当する約401万トンを被災地以外の広域で処理するという方針を出し、今、その受入れの是非に関する各自治体の判断が、連日のように新聞紙上等をにぎわせています。
私は、これまで、「放射性物質が付着しないがれきについては、当然のことながら受け入れに協力をする。しかし、放射性物質で汚染され安全性を確認できないがれきについては、受入れはできない。」と、市長としての考えを述べさせていただきました。
『放射性廃棄物は、基本的には拡散させない』ことが原則というべきで、不幸にして汚染された場合には、なるべくその近くに抑え込み、国の責任において、市民の生活環境に放射性物質が漏れ出ないよう、集中的かつ長期間の管理を継続することが必要であると私は考えています。非常時であっても、国民の健康と生活環境そして日本の未来を守り、国内外からの信頼を得るためには、その基本を守ることが重要だと思います。
国は、震災がれきの80%を被災地内で処理し、残りの20%のがれきを広域で処理することとし、今後2年間での処理完了を目指しています。
これに対し、「現地に仮設処理施設を設置し精力的に焼却処理することで、全量がれき処理が可能であり、また輸送コストもかからず、被災地における雇用確保のためにも良い」という意見も、被災県から述べられ始めています。
また放射性物質についてですが、震災以前は「放射性セシウム濃度が、廃棄物1kgあたり100ベクレル以下であれば放射性物質として扱わなくてもよいレベル」だとされてきました。しかし現在では、「焼却後8,000ベクレル/kg以下であれば埋立て可能な基準」だとされています。「この数値は果たして、安全性の確証が得られるのか」というのが、多くの市民が抱く素朴な疑問です。全国、幾つかの自治体で、独自基準を設けて引き受ける事例が報道され始めていますが、その独自基準についても本当に安全なのか、科学的根拠を示すことはできてはいないようです。
低レベルの放射線被ばくによる健康被害は、人体の外部から放射線を浴びる場合だけではなく、長期間にわたり放射性物質を管理する経過の中で、人体の内部に取り入れられる可能性のある内部被ばくをも想定しなければならないといわれています。
チェルノブイリで放射線障害を受けた子ども達の治療活動にあたった日本人医師(長野県松本市長など)をはじめ、多くの学者がこの内部被ばくの深刻さを語っています。放射性物質は核種によっても違いますが、概ね人間の寿命より、はるかに長い時間放射能を持ち続けるという性質があります。そして誰にも「確定的に絶対安全だとは言えない」というのが現状だと思います。
札幌市の各清掃工場では、一般ごみ焼却後の灰からの放射性物質の濃度は、不検出あるいは1キログラム当たり13~18ベクレルという極めて低い数値しか出ておりません。私たちの住む北海道は日本有数の食糧庫であり、これから先も日本中に安全でおいしい食糧を供給し続けていかなくてはなりません。そしてそれが私たち道民にできる最大の貢献であり支援でもあると考えます。
私も昨年4月、被災地を視察してきました。目の前には灰色の荒涼たる街並みがどこまでも続き、その爪痕は、あまりにも悲しく、そしてあまりにも辛い光景で、今も私のまぶたに焼き付いています。
また私は、若い時に福島に1年半ほど生活していたことがあり、友人も沢山います。福島は、桃やリンゴなどの優れた農作物で知られており、それらを丹精こめて生産されている人々が、愛着のある家や畑から離れなければならない、その不条理と無念さに、私は今も胸を締めつけられるような思いでいます。
札幌市はこれまで、心やさしい市民の皆様方とともに、さまざまな支援を行ってまいりました。今なお札幌では、1,400人を超える被災者を受け入れており、あるいは一定期間子どもたちを招いて放射線から守る活動などにも積極的に取り組んできたところです。そのほか、山元町への長期派遣をはじめとした、延べ1,077人に及ぶ被災地への職員派遣、等々。今までも、そしてこれからも、札幌にできる最大限の支援を継続していく決意に変わりはありません。
またこのところ、震災がれきの受け入れについて、電話やファクス、電子メールなどで札幌市民はもとより、道内外の多くの方々から、賛同・批判それぞれの声をお寄せいただき、厳しい批判も多数拝見しています。ご意見をお寄せいただいた方々に感謝を申し上げます。これらのご意見を踏まえ、何度も自問自答を繰り返しながら、私は、「市長として判断する際に、最も大事にすべきこと、それは市民の健康と安全な生活の場を保全することだ」という、いわば「原点」にたどり着きました。
私自身が不安を払拭できないでいるこの問題について、市民に受入れをお願いすることはできません。
市民にとって「絶対に安全」であることが担保されるまで、引き続き慎重に検討していきたいと思っています。
2012年3月23日
札幌市長 上田文雄
http://www.city.sapporo.jp/kinkyu/20120323mayor.html
昨日のニュースの映像を見て、区長さんの読み方が自分達の書いた文章とは思えないような読み方で、読まされている感たっぷりに感じました。
今回の件、予想はしていましたがやはり残念です。
この結果には様々な背景が在るのだろうとは思います。それでも此処に至るまでの経緯を振り返ると、不自然無印象は拭いきれませんでした。
「輪島」の事を気にかけ心配して下さる方々が、当日も全国から輪島市に対し「市民としての良心の表明」を行って下さっていました。その事を、あの場にいらっしゃった光浦や美谷のおばあちゃん達に直接伝えました。
中継を見ていて下さっている全国の方々には、直接、おばあちゃんたちの心情が伝えられました。
・・なんとか皆さま方には踏ん張って頂きたいです。真剣に応援している方々は沢山います。
ただ、わるいのは 市長です。
美谷の方々が今までどれだけの圧力に耐え辛い想いをされてきたか、当人しかわかりません。
今まで阻止してくれたことは素晴らしく、私は感謝しています。
里海里山の皆さんだって、どれだけ美谷の方々と協力されてきているか外部の人からはわかりません。
結果だけを受け、美谷の方々や里海里山の方々を非難することはやめてください。
美谷の人は、これからも今の土地で、今の人間関係で生活していくのです。
お互いの信頼関係、繋がりの強い地域だと思います。
市が望んだとしても、分断するようなことはないと信じてます!
心に我慢なき時は、敬愛失わず
心に欲なき時は、義理を行う
心に私なき時は、疑うことなし
心に驕りなき時は、人を敬う
心に誤りなき時は、人を畏(おそ)れず
心に邪見なき時は、人を育つる
心に貪りなき時は、人にへつらうことなし
心に怒りなき時は、言葉柔らかなり
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=447360261979396&set=a.279125412136216.66564.278584512190306&type=1&theater
36,100トンにかかる予算案は、15億9718万8792円。
そのうちの運搬にかかる費用が、8億2418万7210円。
24年度 + 25年度 = 15億9718万8792円 (3万6100t)
これが行政の費用に対し最大限効果的な方法であるかどうかということが1点。
これ以外に便宜を図ってもらっていないか(本当の支援ならば、対価として予算を通すとか飴の部分があってはならない)ということが1点です。
もしあれば、国税の不適切流用となりますから、追求する必要があります。
【要請量は8万9700トンですが、11万5700トン調整しました。】 ←必要以上に広域にばら撒く計画です。
http://kouikishori.env.go.jp/results/pdf/results_jichitai_20121130.pdf 6頁 可燃木くず8万9700トン要請のところ、11万5700トン(11月30日の時点)
6月では22万トンだったのがhttp://kouikishori.env.go.jp/conditions/
たった5ヶ月で8万9700トンに減りました。