正式名称はこのチラシのように長いのでタイトルは省略。
今年の正月、うちの近くの雁の池のほとりにできた野鳥の観察小屋を紹介したが、今日のフォーラムは雁の池をテーマに、自然共生の地域の取り組みを考えるフォーラムである。
地図の真ん中やや下の水色の部分が雁の池。
(初夏にはこんな景色も)
その周辺にはご覧のように様々な自然と共生する地域住民や企業(能登建設)、NPOの取り組みがある。
一つひとつは小さくても、これだけ揃うとなかなかのもの。
今日はそれぞれの団体の代表の皆さんもパネルディスカッションにパネラーとして登場。
いろいろやっているなぁと思いつつ、詳しく知らなかった取り組みもたくさん聞くことができた。
水田の耕作者の減少や高齢化、活動資金問題など課題もあるが、地域のつながりが強化され、何より見過ごされがちな地域豊かな自然の再発見があり、とても興味深い報告と意見交換だった。
パネルディスカッションの最後に、モデレーターを務めた珠洲市の自然共生研究員の赤石大輔さんから、雁の池は「日本の重要湿地500」に選定されているが、今後さらにラムサール条約の登録を目指そうという提起があった。
生物多様性の拠点でもあるたくさんのため池群もある。
トキやコハクチョウ、オオヒシクイもやってくる。
地域の住民にとってはあまりに身近な雁の池の魅力を再確認し、さらにその先の展望までも見据えた有意義なフォーラムだった。
内容は前後するが冒頭の浜本麦氏の基調講演、国立公園指定に至る地道な密度の濃い取り組みを、鹿児島弁を交えながら、なんとも平易な表現でわかりやすく伝える話術はお見事。内容もよかったが、加えて話し方も大いに勉強になった。
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