かねてから依頼を受けていた高教組金沢地区教研(教育研究集会)で、「反原発・脱原発の方向性 -わたしの活動から-」というテーマで1時間20分(の予定が1時間30分近く)話をさせてもらった。
珠洲原発の経緯をしらない若い組合員の方がもっと多いかと思っていたが、どちらかというとベテランでかつての珠洲の闘いにも金沢から駆けつけてきてくれた方も多く参加している。
珠洲原発反対運動を振り返っての意義や教訓、その経験を踏まえて福島第一原発事故をどう見るか、そして志賀原発の廃炉に向けてどう闘いを進めるか。私なりの思いを話させてもらった。
私の講演の後は3つの分科会に分かれ、教研のレポート報告である。
私は講演を終えて帰らせてもらったが、レポートのテーマを見ると、学科の再編や新教育課程、習熟度別指導、職場の現状や課題など高校現場が直面する多岐にわたる課題が取り上げられている。
福島第一原発事故に投影された現代社会の様々な矛盾は、学校現場が抱える課題と決して切り離されたところにあるわけではない。
今後の活動に少しでも役立つことあればこんなうれしいことはない。
多忙な日々と多様な課題の中、教研の冒頭の講演のテーマを原発問題にし、講師として呼んでいただいたことに感謝。
北野さんのお話はずっとお聞きしたかったので、今日は仕事を猛烈な勢いで片づけて会場に駆けつけました。
幾多の苦しい日々があったのでしょうか。しかし淡々とお話される北野さん。それら全てを乗り越えられた深い経験が伝わりました。
本当に感激しました。ありがとうございました。