福井の住民が提訴した大飯原発差止訴訟(京都でも滋賀県でも大阪でも同趣旨の裁判がたたかわれている)の控訴審第2回口頭弁論が今日、名古屋高裁金沢支部でおこなわれた。
遠くは玄海原発訴訟団も含め全国からの支援者も加わり傍聴希望者が溢れる。
抽選となり私はハズレ(T_T)
原告団(一審原告・以下同様)に割り当てられている傍聴券をいただき入廷(^^;
冒頭の原告意見陳述は福島原発事故の被害者で福島原発告訴団の事務局長も務める地脇美和さん。
避難生活の苦しみ、東電や国の情報隠しへの不信と怒り、そして誰も責任を取らない、問われないなかで多くの棄民が生み出されている不条理を厳しく指摘し、再稼働の動きを批判する。自ら被ばく者となって原発に対する無知を痛感したという涙ながらの訴えに、傍聴席はもちろん裁判官も真剣に聞き入る。
続いて原告弁護団から、新たに提出した準備書面についての陳述。
控訴した関電の主張を次々と打ち砕いていく。
基準地震動、地震学の限界、多重防護破綻、欠陥だらけの過酷事故対策、防災計画の不備などなど。
これに対して関電弁護団は現時点ではこれ以上の主張を展開する考えはないとのこと。
原告弁護団は、なぜ反論しないんだ、反論できないのかと厳しく追い込んでいく。
司法をなめているのか、反論しようがないので無視を決め込むのか。
不誠実極まりない対応に報告集会でも批判が相次ぐ。
次回口頭弁論は4月15日午後2時から。
う~ん、選挙直前。
さすがに私は傍聴は無理(>_
報告集会では全国弁護団共同代表の河合弁護士が「映画監督の河合です」と自己紹介し、自ら監督として腕をふるった映画「日本と原発」を紹介。
国内130カ所で上映計画が立てられ、すでに開催された会場は満席が続く。英語版もつくられたとのこと。
県内では15日の珠洲を皮切りに8カ所で自主上映会が開催される。
なか日の金沢会場では河合弁護士のトークもありお薦め。
詳しい上映日程はこちら。
帰路の里山海道は吹雪。
駒渡の温度表示はなんと・・・
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