今日は今年に入って最初の珠洲市教育委員会の定例会。
傍聴人は過去最多の3人!!
といっても3人とも市議。
しゃべってなんぼの世界にいるのが議員である。
黙って傍聴するストレスを私は毎回感じているが、おそらく今日傍聴した2人も同じようなストレスを味わったのではないか。
それはともかく、今日の会議では議題以外にその他として4項目の報告事項があり、新図書館建設建設検討委員の審議状況についても報告があった。
新図書館の構想について市長から諮問を受けた検討委員会が3月末にも答申をまとめ、市長に報告しようとしている。
教育長や事務局はメンバーに入っているが、教育長を除く教育委員の皆さんはそこには入っていない。
教育委員会としても図書館については視察を重ね、見聞も広げてきている。
教育委員の皆さんも一言いいたい方ばかりである。
どの段階で発言できるのか、構想が固まる前に発言したいと意欲満々で、今日の会議でも若干のやり取りがおこなわれた。
実は議会でも何人もの議員も同様の思いを抱えている。
検討委員会の中に議員も入れろとの意見もあった。
議決権は最終的には議会にあるので、理屈の上ではひっくり返すこともできなくはないが、答申を大きく修正させることは事実上難しい。
どこモノ申すか手ぐすね引いている。
さらにこの4月には教育委員会制度も新しくなり、教育長が教育委員長を兼ね、さらに市長の教育行政への発言権も強まる。
一方、市民の皆さんの中でも珠洲市立図書館新設を楽しみにする会ができ、たくさんの意見交換がおこなわれている。
来年度は基本設計に入る予定だ。議論の交通整理が重要になる。誰が主役となってどのような交通整理の手腕を発揮することになるのか。
その一つのヒントが先日紹介した金沢21世紀美術館で開催されてる「ジャパン・アーキテクツ1945-2010 」と「3.11後の建築」展の中にあった。
住宅を建てる場合、利用者である施主と設計士が何度も何度も話し合いを重ねて図面を練り上げるのが普通である。
ところが公共施設となると利用者は拡大し、線引きも難しい。
そこで従来は利用者ではなく発注側である行政が主導して設計を決めてきた。
3.11後、何のために建築するのかその意味を問い直す中、市民のための公共施設、利用者のための公共施設という原点を再確認する動きが各地で広まりつつある。
例えば、利用者である市民がワークショップを何度も何度も重ね、設計士と共に設計を練り上げていくのである。
そう言う意味で、珠洲市立図書館新設を楽しみにする会がワークショップを重ね、市民の声を集約する実践は先進的な取り組みだといえる。
今後、図書館建設は基本設計、実施設計へと向かうが、行政がコーディネイト役となり、使い手である市民と設計士が参加したワークショップを積み重ね、設計が煮詰まっていくとおもしろい。そこに教育委員も参加してもいいかもしれない。
新図書館建設が、公共施設の新しい建築モデルになることを期待したい。
傍聴人は過去最多の3人!!
といっても3人とも市議。
しゃべってなんぼの世界にいるのが議員である。
黙って傍聴するストレスを私は毎回感じているが、おそらく今日傍聴した2人も同じようなストレスを味わったのではないか。
それはともかく、今日の会議では議題以外にその他として4項目の報告事項があり、新図書館建設建設検討委員の審議状況についても報告があった。
新図書館の構想について市長から諮問を受けた検討委員会が3月末にも答申をまとめ、市長に報告しようとしている。
教育長や事務局はメンバーに入っているが、教育長を除く教育委員の皆さんはそこには入っていない。
教育委員会としても図書館については視察を重ね、見聞も広げてきている。
教育委員の皆さんも一言いいたい方ばかりである。
どの段階で発言できるのか、構想が固まる前に発言したいと意欲満々で、今日の会議でも若干のやり取りがおこなわれた。
実は議会でも何人もの議員も同様の思いを抱えている。
検討委員会の中に議員も入れろとの意見もあった。
議決権は最終的には議会にあるので、理屈の上ではひっくり返すこともできなくはないが、答申を大きく修正させることは事実上難しい。
どこモノ申すか手ぐすね引いている。
さらにこの4月には教育委員会制度も新しくなり、教育長が教育委員長を兼ね、さらに市長の教育行政への発言権も強まる。
一方、市民の皆さんの中でも珠洲市立図書館新設を楽しみにする会ができ、たくさんの意見交換がおこなわれている。
来年度は基本設計に入る予定だ。議論の交通整理が重要になる。誰が主役となってどのような交通整理の手腕を発揮することになるのか。
その一つのヒントが先日紹介した金沢21世紀美術館で開催されてる「ジャパン・アーキテクツ1945-2010 」と「3.11後の建築」展の中にあった。
住宅を建てる場合、利用者である施主と設計士が何度も何度も話し合いを重ねて図面を練り上げるのが普通である。
ところが公共施設となると利用者は拡大し、線引きも難しい。
そこで従来は利用者ではなく発注側である行政が主導して設計を決めてきた。
3.11後、何のために建築するのかその意味を問い直す中、市民のための公共施設、利用者のための公共施設という原点を再確認する動きが各地で広まりつつある。
例えば、利用者である市民がワークショップを何度も何度も重ね、設計士と共に設計を練り上げていくのである。
そう言う意味で、珠洲市立図書館新設を楽しみにする会がワークショップを重ね、市民の声を集約する実践は先進的な取り組みだといえる。
今後、図書館建設は基本設計、実施設計へと向かうが、行政がコーディネイト役となり、使い手である市民と設計士が参加したワークショップを積み重ね、設計が煮詰まっていくとおもしろい。そこに教育委員も参加してもいいかもしれない。
新図書館建設が、公共施設の新しい建築モデルになることを期待したい。
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