志賀原発敷地内破砕帯(断層)の調査に関する第4回の有識者会合が12月26日に開かれることとなった。
前回・第3回の会合については10月3日のブログ「志賀敷地内断層、北電見解への疑問、批判相次ぐ」でも書いたが、北陸電力の主張の論破に向けて、着実に追い詰めてきているという印象だった。
北國新聞・北陸中日新聞(10月4日)
北國新聞の記事にもあるが、論議が1号機建設時のトレンチ図に戻った途端、「傍聴席の北電担当者は表情を硬くした」とのこと。
北電にすれば、「何をいまさら・・・、話が違うじゃないか!」という感じだろう。
この指摘をした産業技術総合研究所の吉岡委員はさらに加えて「重要構造物(志賀の場合は1号機の原子炉建屋)の下に来てはいけない活断層」の定義についてもあらためて確認を求め、原子力規制庁の小林審議官は「将来、動きうる活断層であれば、これは直下にあってはならない」と説明し、石渡委員長も「過去の変位量にとらわれず、新しい時代に動く可能性があるというものであれば、それは活断層とみなす」と確認している。
敷地内断層であるS-1が、過去、仮に数センチしか動いてなくとも、次に動くとき、どれだけの規模の動きになるかはわからないのでアウトということだ。
これ以外にも全委員から数多くの問題点、疑問点、データ不足が指摘されている(議事録はこちら)。
会議映像の方が、雰囲気、発言のニュアンスも伝わってなおおもしろい。時間がある方にはこちらの方がお薦め。
データ不足の指摘は北電の見解の根拠を確認するという意味もあるが、そもそも都合のいいデータだけ並べて結論を導き出しているのではないかという批判的なニュアンスも込められている。
第4回会合では、北電も出席予定である。
この間、各委員からは「活断層の可能性否定できず」との指摘が続いてきた。
こうした各委員の指摘に北電がどこまで答えらえるか注目である。
有識者会合としての最終結論には至らないかもしれないが、結論の方向性はかなり絞られてくるのではないか。
疑わしきは活断層である。
ましてS-1は、スケッチ図から「これぞまさしく活断層」と専門家から指摘された代物である。
会合毎に北電を追い詰めてきた議論の延長線で、いよいよS-1断層、さらには1、2号機のタービン建屋の下を走るS-6断層も含め、活断層との認定へと踏み込んでいくのか、どんでん返しの議論が出現するのか、来年の志賀原発を巡るたたかいの方向性を占う重要な会議となることは間違いないだろう。
前回・第3回の会合については10月3日のブログ「志賀敷地内断層、北電見解への疑問、批判相次ぐ」でも書いたが、北陸電力の主張の論破に向けて、着実に追い詰めてきているという印象だった。
北國新聞・北陸中日新聞(10月4日)
北國新聞の記事にもあるが、論議が1号機建設時のトレンチ図に戻った途端、「傍聴席の北電担当者は表情を硬くした」とのこと。
北電にすれば、「何をいまさら・・・、話が違うじゃないか!」という感じだろう。
この指摘をした産業技術総合研究所の吉岡委員はさらに加えて「重要構造物(志賀の場合は1号機の原子炉建屋)の下に来てはいけない活断層」の定義についてもあらためて確認を求め、原子力規制庁の小林審議官は「将来、動きうる活断層であれば、これは直下にあってはならない」と説明し、石渡委員長も「過去の変位量にとらわれず、新しい時代に動く可能性があるというものであれば、それは活断層とみなす」と確認している。
敷地内断層であるS-1が、過去、仮に数センチしか動いてなくとも、次に動くとき、どれだけの規模の動きになるかはわからないのでアウトということだ。
これ以外にも全委員から数多くの問題点、疑問点、データ不足が指摘されている(議事録はこちら)。
会議映像の方が、雰囲気、発言のニュアンスも伝わってなおおもしろい。時間がある方にはこちらの方がお薦め。
データ不足の指摘は北電の見解の根拠を確認するという意味もあるが、そもそも都合のいいデータだけ並べて結論を導き出しているのではないかという批判的なニュアンスも込められている。
第4回会合では、北電も出席予定である。
この間、各委員からは「活断層の可能性否定できず」との指摘が続いてきた。
こうした各委員の指摘に北電がどこまで答えらえるか注目である。
有識者会合としての最終結論には至らないかもしれないが、結論の方向性はかなり絞られてくるのではないか。
疑わしきは活断層である。
ましてS-1は、スケッチ図から「これぞまさしく活断層」と専門家から指摘された代物である。
会合毎に北電を追い詰めてきた議論の延長線で、いよいよS-1断層、さらには1、2号機のタービン建屋の下を走るS-6断層も含め、活断層との認定へと踏み込んでいくのか、どんでん返しの議論が出現するのか、来年の志賀原発を巡るたたかいの方向性を占う重要な会議となることは間違いないだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます