北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

風力発電に落雷

2010-11-30 | 活動報告

 先日紹介した大谷峠の風力発電機の中の一機に落雷があったようだ。
 若山側から大谷トンネルを抜けて、平時忠の墓を過ぎたあたりで見てくる一番大谷側に設置されている7号機である。無残にもブレード(羽)が一枚、付け根近くから裂けるように折れてしまっている。25~26日にかけての雷が原因だろうか。
 
 珠洲の風力発電で初めてなのか、これまでもあったのかどうか、従来の記録がわからないが、風力発電の弱点のひとつが雷であり、しかも北陸での設置でもっとも懸念される点でもある。

 当然、ブレードにレセプタ(受雷部)を設置するなどの対策が施されていたとは思うが、やはり万全とはいえないのだろう。保険には入っていても、これから稼働率が上がる冬場を前にしての破損は経営的には痛手だろう。

 米国GE Wind Energy社製ということであり、しかも冬場に向かう時期ということもあり、今後、修理には時間がかかるだろう。大谷道路からもしっかり見える場所であり、早期の修理を期待したいが、逆に言えば、自然相手の発電であり、厳しい現実を確認する貴重なスポットとも言えるかもしれない。




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