北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

全港湾七尾支部原発学習会で講演

2012-04-06 | 脱原発
 全港湾労働組合七尾支部で原発問題について講演。

 かつて、故山本信晃委員長を先頭に七尾火電反対闘争の中心を担った労組である。時代の変遷を経てもなお当時の精神をしっかり受け継いでいるのは立派。

 以前、県平和運動センターの事務局にいた頃からお世話になってきた森憲一委員長から「なんで原発がダメなんかうちの若いもんにわかりやすく話してほしい」という依頼を受けての講演である。

 七尾海陸の労組である全港湾七尾支部の平均年齢は結構低い。
 数年前、平和センターである集会を開いたときのことである。会場最前列に茶髪の若いおにいさんたちがズラリと並んでいる。平和センターの集会ではあまり見かけない光景である。
 「おいおい、あの前に座ってるあんちゃんたち、どこの組合や?」
 受付で聞いたところ全港湾であった。委員長からの「前に座ってちゃんと話を聞いてこい」という指示を受けてしっかり前に座っていたのである。

 今日聞いたところでは、茶髪はその後、緑にもピンクにもなり、モヒカンもあったとか。

 その後、数年を経て目立つ茶髪は見られなかったが、若者は多い。

 今日のテーマは「志賀原発 なぜ再稼働させてはいけないのか」。


 私の話は、情勢を説明して、さあどうする、こういう運動を展開していこう!という内容が多いが、今日は原発の基礎知識、基本を解説することに大半を割く。
 こ1年、原発情報が溢れているなかで今さら聞きにくいこと、あるいはわかったつもりで聞き流していることなどを、基礎知識から噛み砕いて説明する。

 終了後、食品の安全性についての質問が相次ぐ。小さな子どもがいる若者ならでは危機感である。

 パワーポイントを使っての1時間半というやや長めの講演であったが、最後まで真剣に聞いてもらい感謝である。 


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