北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

藤田祐幸さん連続講演会

2011-05-19 | 脱原発
 地震直後から言われていたメルトダウンが、ようやく東電のデータによってあきらかになってきた。
 大気へ、大地へ、海へと深刻な放射能汚染が広がるが、この2ヶ月あまり、原子炉の中の状態を東電も原子力安全・保安院も把握できない中、「この程度の大事故」でおさまっているのは奇跡的な感じもする。

 先日、石川県内に取材に来た東京在住の新聞記者が、東京までと、そこから西では放射能被害に対する受け止め方に温度差があると言っていた。

 確かに、石川県内では福島県での原発事故という印象であるが、実はいまや世界が目を凝らす「フクシマ」なのである。

 収束の見通しがまったく立たないまま、広がる放射能汚染。
 いま何が起きているのか。そして、フクシマ後の原発をめぐる状況などについて、珠洲ではすっかりおなじみ、「原発震災」に警鐘を鳴らし続けてきた慶応大学元助教授の藤田祐幸さんさんが久々に来県することになった。
 下記のように「こき使って」の連続講演会が企画された。おそらくは、おいしいお酒を用意しておくから、と言って説得したのだろう。
 ぜひ、ご参加を!

日程

6月6日(月)加賀市・大聖寺教務所 19:00~
      主催・真宗大谷派大聖寺教区 問合せ:0761-72-0373(教務所)

6月7日(火)輪島市労働者福祉会館、18:00~
      参加費・無料  

6月8日(水)津幡、水野スウさん宅「紅茶の時間」14時~17時、
      参加費1000円 

6月9日(木)七尾市・能登教務所 19:00~21:00
      参加費500円、中高生は無料  

6月10日(金)金沢市・歌劇座(もと観光会館)18:30~
      参加費800円、高校生以下無料 


藤田祐幸さんプロフィール:
元・慶応大学助教授、現・長崎県立大学シーボルト校非常勤講師
1942年千葉県生まれ。物理学、環境論、科学史などを論ずる。
チェルノブイリ汚染地域、コソボやイラクの劣化ウラン弾が使用された地域など
を現地調査。原発震災を避けるため2007年に住み慣れた関東から長崎県に移住。
著書に『エントロピー』(現代書館)、『知られざる原発被曝労働』(岩波ブッ
クレット)、『ポスト・チェルノブイリを生きるために』(お茶の水書房)、
『脱原発のエネンルギー計画』(高文研)、「原子力発電で本当に私たちが知り
たい120の基礎知識」広瀬隆と共著(東京書籍)、など。


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