天気がよくてあれもやりたい、あそこにも行きたいという日に限って予定は狂うもの。
今日は午前、午後と予定は狂いっぱなし。
予定が狂ったついでにということで、夕方通りかかった須須神社金分宮に立ち寄る。
多くの人が初詣に行く須須神社(高座宮)の南側(向かって左側)の小高い山の上にある。
高座宮と金分宮を合わせて須須神社というそうだ。
いつも市議会通信を配るときはこの前を通るが素通りするだけで上がったことはなかった。
鳥居から60~70メートルほど薄暗い石段を上がると金分宮が鎮座している。
周りは鬱蒼とした鎮守の森。
1人で行くとちょっと薄気味悪いくらい。
木花咲耶姫命という女性の神様が祀られているとのこと。
神社にまつわる歴史的な解説は先のHPやこちらを参照していただくとして、私が惹かれたのはこの石段。
奈良時代の天平勝宝年間に現在の場所に遷されたというが、足元の石は一体いつからここにあるのか。
山にあった岩を割ったような石、海岸から拾ってきたような石、バラバラでその並びようはあたかも発掘調査の現場のよう。
ヨーロッパの都市へ行けば「足元の石畳は200年前に作られたものです」といった説明を受けることは珍しくないが、この足元の石段は何度も修復を重ねていても数百年間も前、もしかしたら1000年以上前からここにある石もあるかもしれない。
ちょっと贅沢な道草。
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