北陸中日新聞(8月13日)
小松基地所属F15も参加しているアラスカでの日米合同演習の訓練内容が明らかになった。
まさに集団的自衛権の行使を想定した訓練であり、小松基地は日本国憲法の空洞化、改憲への先陣を切って活動しているのである。
F15がアラスカで米空軍の援護するこのような訓練をしていることは、実は2年前の2011年6月23日の私のブログ「沖縄慰霊の日 不戦の誓いの裏で・・・」で紹介している。
そこでも書いているが、東京新聞半田滋記者から聞いた話である。
F15がわざわざアラスカまで行って訓練をおこなうとしたら、こういう訓練が当然想定されると半田記者は見抜いていた。
ただ、記事にするには当然根拠が必要だし、防衛庁は絶対に認めない。
その証拠をつかむため、東京新聞が網を張っていた中で、航空自衛隊部内誌「飛行と安全」でその証拠といえる参加隊員の体験記が掲載されたのを発見したのだろう。
秋の臨時国会の論戦の重要なテーマになるだろうし、基地の地元石川でも小松基地への抗議の声を上げていかなければならない。
なお、この記事に関連して今日の北中の「こちら特報部」はさらに詳細な内容を掲載している。
この中で、援護戦闘機として参加したF15が退却に失敗し、被撃墜を受けたとの報告が具体的に書かれている。
先日、戦争体験談を聞いたおじいさんに、小松基地のF15がアラスカの演習で米軍の爆撃機を守る役割をしていることを話すと、即座に「その役割が一番危ないんや」との返事。
集団的自衛権容認で自衛隊、そして国民は米軍の戦争に巻き込まれ、真っ先に自衛隊員が犠牲となることを戦争体験者は見抜いている。
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