ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

大石邦子の「翼を折らないで」を読んで

2014-12-01 08:57:07 | エッセイ
エッセイスト大石邦子はハイッ!みんぽう寄稿、12/10ノーベル平和賞受賞前に、大石さんは三人のノーベル物理学賞に続いて日本憲法九条の受賞を待った。

しかし、史上最年少パキスタンのマララ(17)さんとインドのカイラシュ(60)さんに決まった。残念ではあったが思わず拍手を送っていた。頭を狙撃され一命を取り留めてから2年、イギリス女子高のマララさんは先生に告げられ、授業終わってから何時もの受賞コメントを発表したという。

コメントの全文を読んだ大石さんはその凛凛とした深さに圧倒され、まずマララさんは自由に羽ばたかせた家族に感謝、女は奴隷でなく、声を上げて殺される道を選び、やればできる女の力を証明した。

反対にパキスタンと敵対するインドのカイラシュさんは子供の人権のために戦う活動家で、奴隷のように働かされる8万人の子供を救いだした世界最大ネットワークの創設者であり、マララさんと手を取り活動することを誓いあっていた。

どんな子供でも自由に羽ばたく翼を持っている。翼を折ってはいけない。風のあとさき164より。

パキスタン・インド両国の首相も招待されるとか、この際敵対の感情抜きにしてお二人の受賞を両国民で祝って欲しいものである。