ブログ仙岩

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終戦71年日本武道館で平和誓う

2016-08-16 09:34:33 | エッセイ
昨日の全国戦没者追悼式で、天皇陛下は「深い反省」を、安倍総理は「戦争を繰り返さない」を強調、反省の言葉には触れない温度差と新聞は報じている。

過去の天声人語に、古代ギリシャの詩人ビンダロは歌う。「戦いは知らざる人には甘味なれど、知る人はその近づくをあまりにも怖れる」。

世のため国のために戦死した若人にたいして、残された遺族の言葉は「絶対戦争をしてはいけない」と。戦地で勇ましく活躍するなどは絵空事で、現実の戦争はむごく醜いもの。入選作に、「赤紙とおびただしい血と燃える火と赤、赤、赤のノンフィクション」。戦争の資料をみて、絶句する若者が多いという。

終戦から71年、人口の80%が戦後生まれ、「きけ、わだつみのこえ」には戦没学生の遺構のうたが載っている。是非、この機会に若い人には触れて頂きたい。追悼式での献花にお手伝いする若者の姿がテレビに放映されていた。日本はロシア、韓国、中国と領土問題で、71年過ぎても、いまだにぎくしゃくしている。平和は行動の努力で報われる。