ブログ仙岩

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いわき市の復興の足跡夢のワイン

2016-08-25 08:44:20 | エッセイ
昨日、福島民報あぶくま抄に、「今年もたわわに実った。シャルドネ、メルロー、ピノノワール・・・。いわき市好間、大久両町のワイン用ブドウ畑で収獲作業が始まった。いわき夢のワインとして秋には店頭に並ぶ」。

障害のある人の就労を支援する認定NPO法人がワイナリーを運営する。市内各地から一日15人の知的、精神障害者が畑に通い、ブドウに愛情を注ぎ、摘み取りや醸造、ビン詰めなどの作業を担うという。昨年は1万2千本余りを生産、市内の酒店などで販売、上々の売れ行きだったと。

いわき市で果実というと、小川、平窪など梨が知られていたが、震災前にはトマトランド、いちご園など各地にできていた。

震災後5年も経つと、久之浜の海岸線の町並みは見るからに変わり、放置された農地に、オリーブの木を植えたりのニュースはテレビなどで知っていた。農業体験型のワンダーランドがIC近くにできた事もテレビで、しかし、ワイン製造までやっていたことは知らなかった。

いわき市は東北の湘南と言われ、冬は県内唯一暖かい降雪の少ない土地柄、ブドウ栽培には最適であろう。日照時間も長く、山梨のワインのようにブランド化すれば、農業そして復興への大きな後押しとなるであろう。