ブラタモリ那須はなぜリゾート地に？

今日は白露(草の露が白くなる）、北海道胆振地震犠牲者にお悔みお見舞い申し上げます。

ブラタモリ、時が過ぎ忘れかけているが、朝日、三本槍、茶臼とビバークした思い出から那須を見て見ようと。

栃木県那須を支えるものは、酪農と温泉、レジャー別荘であり、明治26年に開拓された塩原千本松牧場834ha巨大牧場からスタート、首都圏から手軽なリゾートとして人気の栃木県那須。風光明媚な環境をいかして、年間1400万人が訪れる観光地である。農家には碍子が飾られており、総理大臣松方正義の別荘、華族間のステータスで、扇状地水なし蛇尾川の下を通す那須疎水を明治政府が開発進行した。

南ヶ丘牧場は那須連山の山体崩壊で流れ出た巨大な安山岩の石ころの荒れ地で、旧満州からの帰国者の入植地で酪農しかできなかった。2㎞離れた那須温泉客を取り込む観光牧場へ、

昭和40年開業したりんどう湖の遊園地は、崩壊流出の流山の間に堤防で堰き止めた人工湖である。湖の上をロープにぶら下がり対岸に行く施設を思い出す。

また、福島県三春の小学生で那須登山をした田部井淳子さんやビバークした登山者から那須を見ると、ブラタモリでは味わえない自然の厳しさから、その開拓がどんなに厳しいものであるかが、郡山の安積疎水、琵琶湖疎水と同様に分かる。やはり火山が生み出す温泉と酪農の開拓からの出発だったと思う。写真は剣が峰から朝日に向う一番厳しい転落事故の多い、鎖ロープの張られたところから、茶臼を望む。