ブラタモリ鳥取砂丘はなぜ人をひきつけるか？

ブラタモリ、鳥取砂丘へ、東西2km・南北1.5km、高さは最大45mにもなる巨大な砂の丘。タモリさんも異国と思えるほどの雄大な風景に驚いていた。年間200万人もの観光客が訪れ、全国に30か所もあり、中でも南北に17㎞もある青森猿ヶ森砂丘があっても、今や日本の砂丘と言えば「鳥取砂丘」が、どうして“日本で一番有名な砂丘”になったかの訳を訪ねる旅であった。写真はyahooより馬の背。

まずは鳥取砂丘の入り口階段を上って、ラクダのリサちゃん。ラクダの背に乗った同じ名の林田アナと記念写真、そして左手にオアシスとそれに続く傾斜30度安息角の斜面を眺めて、鳥取砂丘を代表するスポット高低差40mの馬の背の巨大な砂の山に、登りきった先で二つの大きな砂丘海側の馬の背と風によって創られる風紋、そして、赤い土の火山灰でできたラクダの高まりが作り出す絶景こそ、鳥取砂丘が人をひきつけている理由であった。

絶景の誕生「砂丘パック」を知るために、砂丘内にある乾燥地研究センターへ。敷地の奥で発見したのは、地中深くまで掘り起こされた、鳥取砂丘の地底世界で、遠くは500km鹿児島、近くは65kmの中国地方大山から風で運ばれた厚く積もった地層を目にし、元は陸軍の演習地で、昭和30年に国立公園に指定された観光地として残ったものであった。そして砂丘の中腹に一年中湧き出す清らかな水は底が水を通さない火山灰の安山岩でオアシスも同じで、一定の温度15度でワサビの栽培、ラッキョの栽培は鳥取自慢の地の恵みで、地元の方も生活用水に利用。

鳥取砂丘の西の端に向かったタモリさん。神話「イナバノシロウサギ」の舞台ともいわれる海岸沿いの白兎神社、その境内にある水の量がいつも変わらない神秘の池、その名も「不増不減の池」と。池の片側の岸の上の方だけ水が流れる砂丘になっており、白うさぎの身を清めた「お手洗い池」であった。日本一の砂丘は起伏にとんだ二つの砂丘、オアシスそして開発されない演習地が残した結果であったと。