ブログ仙岩

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絶望名言・・金子みすゞ

2019-01-28 09:21:04 | 問題
今朝4時からラジオ「明日へのことば」で、絶望名言金子みすゞの詩集の紹介が頭木弘樹聞き手川野一宇アナを聞いた。

「わたしがさみしいのに友だちはわらっている・・・」から始まって、頭木さんは20代で難病にかかり、入院して痛みを知るのは自分だけであると共感していた。みすゞは父の書店で本を読み、童謡がすきであった。

明るい方へ 明るい方へ 一つの葉でも 陽のもるとこへ やぶかげの草は

明るい方へ  明るい方へ はねはこげよと 灯のあるとこへ 夜とぶ虫は

明るい方へ  明るい方へ 一分もひろく 日のさすとこへ 都会(まち)に住む子らは

暗いところにいるから、あかるい方へとさみしさの願望がにじむと・・・

結婚して一人の娘を生み、浮気の夫から淋病で入院、26歳の若さで1930年3/10服毒自殺した。

東大の入試にもでた雪を、「上の雪はさむかろな、下の雪はおもかろな、中の雪はさみしかろな・・・と多角的に見た気持ちの詩」、代表は、「わたしと小鳥と鈴と」わたしは両手をひろげてもちっとも飛びないが、飛べる小鳥はわたしのように地面を早く走れない・・・このように、陰陽、裏表、草や土の立場でものを見ている。