ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

原発の城下町大熊町民の避難と苦悩

2013-07-21 15:04:12 | 日記
7/19から朝日新聞「プロメデウスの罠」原発城下町が始まり、原発とともに歩んできた大熊町民約1万人の避難と苦悩に迫る。

3.11の午後2:46喫茶店にいた主人公は、窓ガラスがわれ・・・大きな揺れが収まって、自宅へ被害が少ないので、また、町へ出て被害などの確認、すると、ただ事でない原発作業員がコンビニから勝手に品を持っていく様子から、原発に何かあったと夫に話しかけると、「先生逃げろ、ここはダメだ。配管ムチャクチャだ」・・・・

そして、今日の記事は、逃げた作業員を連れ戻す男たちが2週間ほど毎日田村市の避難所「総合体育館」にやってきた。
原発で飯をくっている肩身の狭い思いから、仕方ないといって、町民の一割1,100人(一部県外へ避難)の作業員は避難所から原発に通った。

この作業が昨日の甲状腺被ばくにつながっている。

多崎つくると彼の巡礼の年

2013-07-20 06:55:48 | 日記
前回は酒の飲めないつくるとしてこのブログに載せた。

村上春樹さんの「・・・巡礼の年」は1Q84以来3年ぶりのの書き下ろしで、36才のつくるが沙羅と結婚の返事がOKかNOの瀬戸際で終わっている。
お隣の韓国では7/1に翻訳が一斉に発売売れ行きは最高とか。
しかし、このつくるの生活行動が1Q84のように、4~6月が終わって、気をもませて2巻7~9月へ、また、気をもませて、3巻10~12月となるのか、私はこれで終わって、沙羅のOKの返事でハッピーのイメージがいいようだ。

しかし、アカ、アオ、シロ、クロの色彩をもたないつくるの駅建設改築の仕事としてみるのか、沙羅から勧められて色彩の4人から絶交の理由を推理から解き明かすことにポイントを置くのか、つくるの几帳面な生活の交際にポイント置くかで読み方が変わってくる。

だが、私は、巡礼の年・・・第1年スイス「泉のほとり」の曲のテンポがいい。
つくるの聴く「8 郷愁 ルマルデュペイ」ラザール・ベルマンから、私は迫りたい。次回をお楽しみに。

福島県民健康管理調査の通知届く

2013-07-19 10:20:44 | 日記
17日遅く、福島医大県民健康管理調査の通知書が届いた。使用プログラムの一部の誤りで、0.3mSvから0.4mSv/3.11~7.11と修正した内容のものでした。
昨年1月、0.3mSvの通知を受けた時、ブログに載せた。特に原発の南にあるわが町いわき市はヨウ素飛散が多く、1歳児の最大被ばくは甲状腺などの等価線量30mSv(実効線量1.2mSv)と公表している。
それで、双葉郡以外の少し原発から離れたいわき市民は甲状腺検査をより早く、また、北の川俣、福島は全身検査を実施してほしいとも載せた。

また、東電は昨年12月公表、WHOにも報告していた。2000人の作業員の甲状腺被ばく検査は半数に留まり、実測値のある522人のデータ100mSv以上178人の中、最高値10,800mSvで、今まで、全身の実効線量測定だけで、甲状腺の等価線量の測定が遅れていたという。これで甲状腺被ばくは実数の10倍にもなているという。

チェルノブイリ事故では50mSv以上でがんが増加しているので、甲状腺被ばくの防護剤服用の基準は50mSv(全身は100mSvまで)になっている。東電は事故後2年4か月過ぎてようやく、甲状腺被ばく作業員が2000人近くもいたことを把握、知らない作業員が多くおり、作業員の健康管理のお粗末さが出た。


歴史の欠けた「八重の桜ツアー東北」第3弾福島いわきを見て

2013-07-18 08:37:50 | 日記
昨夜8時から「八重の桜ツアー福島いわき」で、美女と野獣の珍道中ドタバタツアーを見た。

岩倉具視役の小堺一樹さんのナレーションで始まり、
美女のドラマ八重の桜のナレーション草笛光子さんはスパリゾート・ハワイアンズでフラダンスの指導を受け、その後久之浜一小校庭の隅に建つ仮設商店街、アクアマリンで津波被害のアザラシや親潮黒潮潮目の魚たちの案内を受けた。
また、野獣の西郷吉之助役アーテスト吉川晃司さんと佐川官兵衛役歌舞伎俳優中村獅童さんの異色コンビがまず、60人もの犠牲者を出した久之浜仮設商店街でグルメを頂き、アンモナイトセンターで、建物で保存されたアンモナイト化石を見て隣山で化石発掘体験、小名浜潮目交流館で、巨大カジキ揚げ物を頂き、平白銀の津波被災者の人たちで興したお店でビールなど頂き旅を締めくくった。

残念なことに、ドタバタといっても済まされない歴史、ハワイアンの生い立ち炭鉱の出発、国宝白水阿弥陀堂の近くで四倉の片寄平蔵が白水で石炭を発見、洋上風力発電調整の藤原埠頭から石炭を東京へ船出した歴史が欠けていた。

宮沢賢治とカラス・・・児童文学作家国松俊英

2013-07-17 15:22:38 | 日記
昨日と今朝ラジオ明日へのことば「宮沢賢治の願い、鳥と人間の共生」を2回とも4時半頃から後半を聞いた。

国松俊英氏のことはあまり知らない。が、滋賀県守山市生まれ、同志社大卒業後上京して、児童文学同人誌「ピノキオ」に加入童話創作を始めた方であり、児童文学でもノンフェクションの作品が多い。

花巻の宮沢賢治文学館には遠い以前行ったが、入るとオルガンやバイオリンが置いてあり、音楽家のイメージが強く残っている。しかし、ラジオでは、作品に出てくる鳥の種類は71種と膨大なもので、賢治は鳥学者とも思った。
また、今朝は、カラスの頭の良さについての話で、クルミを車に引かせて、つぶれ出た実を頂く生きるための生活の知恵であると。また、線路に石を置く話や、私の知識では秋田の空港滑走路に空からクルミを落として割ってたべるということなど。

だが、カラスは生きるために人間の置いた生ごみを破いて食べるので、食べて下さいとそのまま置く人間がいけないという。
大人は子どもの目線で観察をし、鳥の立場で考えて行動することが本当の鳥と人が共生し合うことであると。